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結束力 バラバラな職場を一つにまとめる
【第4回】 2011年8月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

「仲よしクラブ」で終わらないための秘訣

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「戦えるチーム」になる――結束力アップの3段階

 結束力によって生まれる「戦えるチーム」は、目標に向かって、勝ったり負けたりしながら、よりよい結果に変える集団です。一人ではできないような大きな目標に挑み、戦い、負けないことです。

 結束力を高める「バインディング・アプローチ」には、3つの段階があります。

 第1段階メンバーの気持ちがまとまる

 たとえば緊急時に生まれるような結束力も含まれます。緊急時には、共通の目標が明確ですから、一気に結束できます。そうでない場合でも、チーム共通の目標をはっきり打ち出せれば、そのために「全員プレー」で取り組むことを確認して、チームで一つの目標に挑む姿勢ができます。

 また、この段階で、チームがこれから進んでいくための方法を選ぶ基準として、「やらないこと」を決めておくと、目標の達成へしっかりと進むことができます。

 つまり第1段階では、チームの進む方向である「共通の目標」をつくり、その進み方として「やらないこと」を決めることで、結束力が生まれるのです。

 第2段階メンバーが助け合える

 メンバーたち、そしてリーダーとメンバーたちの間に、「助け合う」行動が生まれてくると、それは結束力の第2段階に入った証です。信頼が築かれていく中で、それぞれが、何をすればチームに貢献できるかがはっきりしてきます。メンバーがお互いの長所を見つけて激励し合うことで、さらに信頼関係が深まっていきます。つまり第2段階では、チームの信頼関係がより深まることで、結束力が高まるのです。

 第3段階メンバーで結果を変える

 結果を変える工夫ができるようになると、「戦えるチーム」となります。失敗も、挫折もあります。それでもあきらめず、反省し、役割を果たしながら結果を変えていくことができます。ここまでくれば、結束力が十分に発揮された「戦えるチーム」となったと言えるのです。

 ただし、「結果さえ出せばいい」となってしまったら、そこからチームの結束力は崩れていきます。いい結果もあれば、悪い結果もあります。それを受け入れて、チームとして反省できる習慣を持つことが、「戦えるチーム」の秘訣です。

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荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長。職場結束力コンサルタント。1963年、東京・浅草生まれ。警視庁勤務時、硬直化した体質に疑問を持ち、組織変革コンサルタントを志す。ベンチャー企業、経営研究所を経て、1994年、組織風土改革コンサルティングファーム、スコラ・コンサルトの創業期に参画。№1コンサルタントとして活躍後、パートナーに就任。2007年、組織の結束力を高める独自メソッドを確立して、チェンジ・アーティストを設立。著書に『結束力の強化書』がある。


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