ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
頼りになる書店員さん
【第12回】 2011年9月2日
著者・コラム紹介バックナンバー

MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
安齋千華子さん(後編)
「お客さまが自由に選べる書店でありたい」
ストーリーのある棚で、本との出会いを演出する

1
nextpage

昨年9月にオープンしたMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店は、渋谷にいることを忘れてしまうほど落ち着いたお店で、いつ行っても真剣に本を探す人であふれています。そんなお店でビジネス書を担当されているのが、安齋千華子さん。
後編の今回は、ビジネス書のやりがいという「棚」のことに焦点を絞って伺いました。お客さまが自由に選べる本屋さんでありたい、という安齋さんの想いに迫ります。

「忙しいほうが楽しそう、と思って」
ビジネス書担当のやりがいは「棚」にあり。

――もともとビジネス書を読んだりするほうでしたか?

MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店、安齋千華子さん。「忙しい方が楽しそう」との理由から、ビジネス書の担当を希望していたという。

安齋 違いますね。ただ、ビジネス書の担当だ、と言われたときは嬉しかったです。やりたいと思っていたジャンルが、ビジネス書か実用書だったんですよ。忙しそうなところのほうが楽しそう、と思いまして。

――忙しそうなほうがいいというのは珍しいですよね。入社後は覚えていくことがたくさんあったりして本当に忙しかったと思いますが、「やりがい」を感じるのはどういうときですか?

安齋 入社初期の頃に関して言うと、聞かれたことがわかった、とか、ご案内ができた、とかいうのがやりがいでした。聞かれたことに答えて、ご案内して、「ありがとう」と言われる、というのは、やはり嬉しいですから。

 あとは、ダイレクトに人の役に立つのもいいですね。漠然と「こういう本を探しているんですけど」と来店されたお客さまに、当てはまりそうなものを薦めたとき、「これいいね」と言って買って行かれるのを見たときだとか。資格試験ですと、「ジュンク堂で買った参考書で合格しました」と報告してくださった方もいらっしゃいました。

――では、より熟練してきたいま感じる「やりがい」は何でしょう?

安齋 いろいろなことがわかってくると、「棚の構成」を自分で考えるようになります。そうすると、「この棚見やすい」、「この並べ方好き」とお客さまから言われると嬉しいですね。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
会社に入る前に知っておきたい これだけ経済学

会社に入る前に知っておきたい これだけ経済学

坪井 賢一 著

定価(税込):2017年2月   発行年月:本体1,500円+税

<内容紹介>
元経済・ビジネス誌編集長が、社会人が知っておくべき最低限の経済学の知識を厳選!ミクロ、マクロ経済学の知識に加え、「知らないとヤバい10大経済ニュース」も紹介。これ一冊で、経済学の基本と仕事への応用、ニュースの見方、そして近代の経済史までわかる、社会人必読の経済学入門書です。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍

(POSデータ調べ、3/19~3/25)




頼りになる書店員さん

毎日、多くの読者と多くの新刊に接する書店員さんは、編集者にとって不可欠な存在です。
仕事で直接つながりはないものの、日々、多くの意見を頂戴し、書籍作りの貴重なパートナーにもなっていただいています。
本連載では、ダイヤモンド社の書籍編集者が、日々、頼りにしている書店員さんをおひとりずつご紹介します。

「頼りになる書店員さん」

⇒バックナンバー一覧