子育てほど面白いもんはない! これぞ女の特権や!

カヨ子 だけど、私はね、『子育てほど面白いもんはない!これぞ女の特権や』と思うんです。
  うちも主人は毎日研究ばっかりで帰宅時間も遅かったし、全然育児に協力なんてしてくれんかったけど、それでまったく不都合は感じませんでした。
  主人の書斎にあった脳の専門書を読むと、脳内の神経細胞同士をつなぐシナプスの数は、生まれた直後からすごい勢いで増え始めて、生後2~3年にはピークを迎えるとありました。つまり、その間にいろんな刺激を与えてシナプスを増やしといてやる必要があるわけで、自分の赤ちゃんを実験台にいろんな働きかけをしたわけです。自分の母親に、私自身をどうやって育てたか、などと聞いたりしてね。

 ご自分のお子さんを実験台に?

【第3回】<br />「子育てほど面白いもんはない!」<br />3歳までが勝負!? <br />どうしたら、子どもの無限の可能性を伸ばせるか?

カヨ子 はい。もちろん自分の子やし、よかれと思うことしかしてません。
  でも、赤ん坊というのは、真っ白なキャンバスみたいなもんで、親が描きたいような絵を描くことができるわけです。本当に赤ちゃんってスゴイよォ。無限の可能性を秘めてる。それをどんどん引き出してやるのが楽しくてしょうがなかった。育児ほどクリエイティブな仕事はありません。
  
それはいま、他人様の赤ちゃんを触らせてもらうときでも一緒。私の教えたことを忠実に守っているお母さんの赤ちゃんは、どんどん成長していきます。そんなん見るのが、メチャクチャ楽しいです!

次回はいよいよ最終回!

9月15日(木)⇒「賢い子は“おんぶ”で育つんや」“生き抜く子”は、3歳までに決まる!?

をお楽しみに!

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『<賢い子に育つ!0歳からのらくらく子育て>カヨ子ばあちゃん73の言葉~子育てほど面白いもんはない!~』

【第3回】<br />「子育てほど面白いもんはない!」<br />3歳までが勝負!? <br />どうしたら、子どもの無限の可能性を伸ばせるか?

【夫に頼らず、この本に頼りなさい!】
「卒乳は6か月でもええ!」「わざわざ離乳食はつくらん!」「夜9時前に寝かせんでもええ!」「歯みがき嫌いは“海苔”で直す!」など、子育て中のお母さん、お父さんの不安感、罪悪感を吹き飛ばすカヨ子節さく裂! 「脳科学おばあちゃん」久保田カヨ子初の「永久保存版」金言集。子育てほど面白いもんはない!と思える一冊。特別付録に「お母さんも子どもも笑顔になる!らくチ~ン!野菜レシピ14」を収録。おかげさまで、重版も決まりました。79歳にして初の単著、ぜひご堪能ください!

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久保田カヨ子(くぼた・かよこ)
1932年、大阪生まれ。脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2児の母。約30年前に、日本における伝統的な母子相伝の育児法を見直しながら、自身がアメリカ在住時と日本で実践してきた出産・育児経験をもとに、夫・競氏の脳科学理論に裏づけされた独自の久保田式育児法〈クボタメソッド〉を確立。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。77歳にして株式会社『脳研工房』を立ち上げ、現在代表取締役。 競氏との共著書に、『脳科学おばあちゃん久保田カヨ子先生の誕生から歩くまで 0~1才 脳を育むふれあい育児』(主婦の友社)、『すぐれた脳に育てる』(BL出版)、『育脳家族』(NTT出版)などがあるが、単著は79歳にして本書が初。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。全国からの講演依頼もあとをたたない。 【脳研工房ホームページ】 http://www.umanma.co.jp/