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美人のもと

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第114回】 2011年9月12日
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 カウンターにいる美人は際立っている。静かに座っていても目立つのだ。幅の広いバーで横を見てもすぐわかる。

 バーだけでなく、ホテルのフロントや空港のカウンターなど立っている時の姿が美しい。

 姿勢がいいからである。頭ひとつ分上に出ている。リラックスできる場面でも凛としている。

 その姿勢の良さはどこから来るのか。それは肘の位置である。カウンターで凛としている人は肘をつくことが少ない。もちろん、頬杖をついて考え事をするときなどはあるだろうが、その時間は短い。

 肘をついていると「美人のもと」が肘から流出していくのかもしれない。流出防止の姿勢が自然と身についているのだろう。

 肘をついて食べる。肘をついて飲む。肘をつきながら話す。肘をつきながらモノを書く。まるでカウンターに引きつけられるように、肘を離さない人も少なくない。肘を頻繁にどこかにつけている人は「美人のもと」が流出しているように見えることが多い。

 肘をつくだけではなく、肘を多く曲げている時間が長い人は流出傾向にあるように思える。腕組みが長い人、歩くときにいちいち肘を大きく曲げる人、頻繁に自分の顔を触る人。

 美人はまっすぐ立つことがうまい。その時、しっかり肘が伸びているのだ。まっすぐ伸ばしている時は「美人のもと」が増えていくように。

 人は一日に何回も肘の曲げ伸ばしをしているが、その間「美人のもと」を増やしたり減らしたりを繰り返していて、伸びている時間が長いと増加していくのではないだろうか。

 流出さんの肘を見てみよう。洋服の肘部分が変色していたり、擦れていたり、傷んでいる。肘そのものが黒ずんでいることもある。

 時々、肘をチェックしてみよう。普段意識しない場所だからこそ。肘をきれいに保つことを心がけているだけで「美人のもと」は増えていくのかもしれない。


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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

「美人のもと」

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