「人生100年時代」といわれる今、健康寿命を延ばして、いつまでも若々しくいたいもの。
しかし、それを脅かすのが生活習慣病だ。その名の通り、日々の悪い習慣が積み重なり、糖尿病や高血圧症、脂質異常症などを引き起こす。そしてこれらの病気の多くの原因となり得るのが「体脂肪率」だ。
実に特定健診受診者の約4分の1がメタボ・メタボ予備群とされており(*1)、若い頃と生活習慣はそれほど変わっていないのに、「体脂肪が付きやすくなった」と感じる人も多いだろう。
それは50代に差し掛かる頃から、まず基礎代謝が落ち、同じ食事量でもエネルギーを消費しにくくなるからだ。さらに、筋肉量の減少やホルモンバランスの変化も加わり、脂肪が蓄積しやすくなるのだ。
内臓脂肪と皮下脂肪に関する新たなレポート
ご承知の通り、体脂肪は大きく分けて2種類ある。一つ目の「皮下脂肪」は皮膚のすぐ下に付く脂肪で、いわゆる「ぜい肉」だ。腹部や太もも、臀部、二の腕に蓄積しやすい。かつては「皮下脂肪=主に見た目の問題」と考えられてきた。
二つ目の「内臓脂肪」は腹腔内の臓器周囲に蓄積し、ホルモンや炎症物質を分泌しやすく、糖尿病や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高める。特に肝臓に脂肪が蓄積した「脂肪肝」と診断された日本人の割合は、男性で3人に1人、女性で5〜6人に1人にまで上っているため(*2)、人ごとではない。
さらに、これらに加えて、近年では、皮下脂肪と内臓脂肪のそれぞれに関して、新たなレポートも報告されている。
■過剰な「皮下脂肪」は“老化のスピード”を速める
かつては「皮下脂肪=見た目の問題」と考えられてきた。しかし実は、近年の研究では皮下脂肪は老化スピードにも関係していることが分かってきた。45〜59歳の成人を対象にした研究では、皮下脂肪面積が一定以上になると、生物学的年齢の加速が進む傾向にあることが報告されている(*3)。
■「内臓脂肪」は認知機能や「フレイル」にも関連
明確な因果関係は未確立で、まだ関連性が示されているのみという段階ではあるが、近年の観察研究では、内臓脂肪が多い人ほど認知スコアが低いという関連性や、脳の白質病変・萎縮が多いという関連性が報告されている(*4)。
また、北海道のとある地域で行われた研究では、内臓脂肪が多い人ほど、体力や筋力、認知機能が低下し始める「フレイル」や、その前段階である「プレフレイル」の状態にある割合が高い傾向が見られたとの報告がされている(*5)。
特に日本人は、内臓脂肪が増えやすい体質を持っている。さらに50〜60代では、BMIが標準範囲でも内臓脂肪が多い傾向を示す研究報告が複数存在するので、気を付けたい。

目指せ、健康長寿!お勧めの体脂肪対策
適度な体脂肪率は悪ではないが高過ぎる体脂肪率は早めに対策をしたい。年を重ねるにつれ、若い頃と比べて、体質も体力も変化するため、50〜60代の体脂肪対策は長く続けられる“ちょいゆる”の健康習慣とともに取り組むのがお勧めだ。
① 継続が大切!短時間に小分けした運動がお勧め
【Point】運動は短時間でも積み上げれば有益(*6)。例えば1日に10分×3回の速歩・階段昇降・スロースクワットなど、中強度の運動を習慣化し、150〜300分/週を目指す。
② 食事は極端な制限をせず、バランスを見直す
【Point】ストイックな食事制限をせずとも栄養バランスの最適化で内臓脂肪が減少した報告も(*7)。糖質や脂質の過剰摂取を避け、米を雑穀米に、というような置き換えから始める。
③ 体重だけでなく、小まめに体脂肪率や内臓脂肪レベルも測り記録する
【Point】「体重は同じでも体脂肪率は増えていないか」を小まめに確認する。自動で記録してくれるスマートフォンのアプリと連携する体組成計を活用すると便利。

体脂肪対策は何よりも継続が大切!
上記の“ちょいゆる”健康習慣をさらに効果的にするために、プラスしたいのが日々の暮らしに手軽に取り入れやすい機能性表示食品だ。
例えば「綾鷹 濃い緑茶」。日本コカ・コーラによると「綾鷹 濃い緑茶」に含まれている茶カテキンには内臓脂肪と皮下脂肪をダブルで減らす機能があると報告されている、とのこと。
茶カテキンを摂取したグループでは、茶カテキンを摂取しないグループに比べ、内臓脂肪と皮下脂肪の両⽅が有意に減少し、茶カテキンの継続的な摂取が体脂肪減少に役立つ可能性があるとする研究結果も報告されている。

グラフは平均値。
#p<0.05、##p<0.01(群間の差)、**p<0.01(各群内の0週目との差)
●被験者:24<BMI<30 (kg/㎡)の健康な成人男女80人
●試験期間:24週間(茶カテキン588mg含有食品または対照食品を12週間毎日摂取の後、非摂取期間12週間)
●「カテキン類の長期摂取によるヒトの体脂肪低減作用」土田隆ほか, Progress in Medicine 22, 2189-2203 (2002) より作図
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また、飲み口が美味しく、
「綾鷹 濃い緑茶」は、通常の「綾鷹」の2倍の抹茶を使⽤。
そんな「綾鷹 濃い緑茶」であるが、650mlのペットボトルに加えて、新たに2リットルのペットボト

<届出表示>本品には茶カテキンが含まれます。茶カテキンには、内臓脂肪と皮下脂肪を減らす機能があることが報告されています。本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
他にもある!毎日に取り入れたいラインナップ
この他にも日本コカ・コーラは日本の消費者の高い健康意識やニーズに応えるさまざまな機能性表示食品やトクホ(特定保健用食品)の製品ラインナップを豊富に展開している。
人生100年時代。日々の健康維持を意識した飲料選びを考えてみるのもよいだろう。
●機能性表示食品はこちら

●トクホ(特定保健用食品)はこちら

出典一覧
*1:健康保険組合連合会「令和4年度 特定健診受診者(40-74歳)のメタボリックシンドロームに関する調査」、*2:日本消化器病学会・日本肝臓病学会「NAFLD/NASH診療ガイドライン 2020」、*3:Lipids in Health and Disease, 2025、*4:JAMA Network Open 2022/Brain Sciences 2021/Ann Neurol 2016、*5:Su, Yuki, Ogawa, 2022、*6:WHO 2020/BJSM 2020、*7:Nutrients 2024(Shobakoら)