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美人のもと

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西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第168回】 2014年1月9日
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 習い事は楽しい。自分を向上させてくれる。できなかったことができていく快感があり、少しずつ自信を与えてくれる。少し面倒だと感じたり、つらいと感じたりしても、それを超えていく喜びがある。

 自分が磨かれていく感覚。それは「美人のもと」をつくるはずである。磨かれるたびに自分が成長していく感覚を持つこと自体成長の糧になるはずだ。

 ただ、それには注意が必要である。磨きすぎることだ。モノは磨けば光る。磨くほどその光は増していく。しかし、ずっと磨き続ければ、そのモノは擦り減っていくのだ。大事な部分まで減らしてしまう。

 自分磨きも同様だ。磨き続けると、それが止まらなくなり、輝きを確認する間もなくなる。そして、自分を擦り減らすことになってしまう。磨かれた自分を確認し、磨かれた自分を活かす機会をつくっていくことを意識しよう。

 友達や恋人と語りあったり、遊びに出かけたり、自宅でゆっくりしたりするごく普通のリラックスできる時間をつくることだ。

 磨く時間と磨いた自分を活かす時間のバランスこそが、真の「美人のもと」をつくる行為だろう。

 磨き続ける人がいる。自分では気づかない。自分の美しさに自信が持てず、不安で磨いてばかりになる。磨き続けて輝く部分もなくなりかけている人だ。いつも磨くことに追われ、必死になり、次第に「美人のもと」が減っていくサイクルに入ってしまっている人だ。完璧な自分を求めて、辿りついてもその先にもっと完璧な自分がいることに気付いてしまう。

 自分のすべてが大好きな人はあまりいない。しかし、自分が気にしているほど他人は気にしていないし、素敵な部分に目が行っている。磨きすぎず、ほどよく磨く。磨いている間は輝かないのだ。磨く瞬間より輝く時間を多く持つ毎日を。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

「美人のもと」

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