休日の寝坊は2時間、昼寝は30分超えると逆効果!

休日はゆっくりと朝寝坊して、だらだらと昼寝、という人も結構多いかと思います。確かに日頃の疲れを回復させたい気持ちはわかりますが、それも程度の問題です。このたび新著『仕事が冴える「眠活法」』を出版した医師の中村真樹氏が解説します。

休日に寝坊しすぎるのは
睡眠リズムが乱れて逆効果

 休みの日はふだんの睡眠不足を解消するために、いつまでも寝ていたくなります。疲れているときほど、そう思うでしょう。

 その気持ちはとてもよくわかります。しかし、慣れるまではつらいかもしれませんが、休日もできるだけふだんと同じ時間に起きるようにしましょう。

 休日の過ごし方が、翌日からの睡眠の質を大きく左右します。ひいては、翌週の仕事の質に直結するということです。

 翌週の仕事のパフォーマンスは休日の過ごし方で決まるといってもいいくらいです。

 休日に朝寝坊をしてしまうと、そこで睡眠のリズムが乱れてしまいます。

 体は遅く起きる生活のほうに慣れやすいため、朝寝坊をすると、週明けの月曜日に備えて早く寝ようとしても寝つけず、早く起きようとしても起きられず、体のだるさ、頭のぼんやり感が週明けの月曜から出てしまうことになります。心身をリフレッシュするための休日に、睡眠のリズムを乱してしまうのはもったいないことです。