『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』が8月30日にダイヤモンド社から発売されたことを記念して、20万部突破の第一弾『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』を特別公開します。アドラーの厳しくもあたたかい言葉に、あなたも勇気づけられてください。

 

「言い訳」をしても事態は何も変わらない

<解説>

 言い訳をして責任転嫁をすると、その一瞬は気持ちがラクになります。親が悪い、上司が悪い、部下が悪い、配偶者が悪い、社会が悪い。だから、自分は悪くない。心がスッと晴れることでしょう。しかし、それは一瞬のことでしかありません。

 自分の不幸な境遇を運命のせいにして嘆いていても何ら事態は好転しません。自らアクションを起こすことでしか運命は好転しないからです。 世の中の政治が悪いから、と嘆いても何も世の中は変わらないでしょう。本当に政治を変えたいのであれば、自らが政治家になるなど、それ相応の大きな努力が必要です。

 遺伝や親の育て方を恨んでも、何一つ変わらないでしょう。過去を受け入れ、前提条件とみなしていくしかありません。理解のない配偶者や上司に責任転嫁しても問題は解決しません。責任転嫁をされた相手は余計に反発してあなたに辛く当たるでしょう。

 人は過去と他人を変えることはできません。自分自身の考え方や行動を変えることでしか、未来を変えることはできません。そして、人は誰もが自らを変える力を持っている。 つまりは、未来を変える力を持っているのです。

 ですから、いつまでも目の前の課題から逃げ続けるわけにはいきません。必ずどこかのタイミングで自分ごととして向き合う必要があるでしょう。虫歯が痛い時に、痛み止めを使っても虫歯は治りません。正面から向き合って根本治療をしなければならないのです。

 

アルフレッド・アドラー Alfred Adler(1870年-1937年)
オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。フロイト、ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。個人心理学(アドラー心理学)を創始し、『7つの習慣』のコヴィー博士、カーネギーらに影響を与えた。「自己啓発」の源流である。

※本連載は日曜日以外の毎日更新します。