「文章が苦手。書いている時間がツラい。メールも企画書もできれば書きたくない…」
「最初の1行を書き出すまでに、ものすごく時間がかかる…」
「文章がうまく伝わらない。しゃべって伝えることはできるのに…」
「書き直しを何度も命じられて、いつまで経っても書き終わらない…」
「数千字のレポートなどは、文字が埋まらなくて苦痛だ…」

そうした文章を書く人の悩みを全て解決する注目の新刊『10倍速く書ける 超スピード文章術』が、発売間もなく重版が決まるなど、大きな話題を呼んでいる。とりわけ、毎日の更新を自らに課すストイックなブロガー諸氏など、「日々の書き物」に追われる方から、特に多くの好意的な感想が寄せられている。

そこで今回は、「書くネタ」を増やすために、自分1人でできる1つのメソッドを紹介する。

一流のビジネスパーソンが
「ジム」に通う理由

みなさんは、シャワーを浴びているときや通勤電車の中で、ふと、いきなりアイデアが浮かんできた、という経験がありませんか?

「素材は突然ひらめくことが多い」というのは、私が3000人以上取材してきた中で、多くのアーティストやクリエイター、経営者などが、みな同じように語っていたことでもありました。

誰もが知る著名なクリエイターが、取材でこんな話を聞かせてくれました。

「アイデアは、デスクの上でウンウンうなって出てくるものではない。むしろ、何かに気を取られているときに、いきなり浮かんでくるものだ」

目の前に紙を広げてもパソコンを開いても、アイデアは出てこない。意識していれば、脳は常に考えているとはよく言われるが、それを直接引っ張り出すことはできないのだ。しかし、何かの拍子に脳が「油断」したとき、頭の奥底にあるアイディアがポロリと出てくるのだと。

要するに、アイデアや文章の「ネタ」を出そうとするときには、「考えつつも他のことに気を取られている状態」を意図的に作ったほうがいい、というのです。
 
経営者やクリエイターの中には、毎日のようにトレーニングジムに通っている人も少なくありません。ランニングマシンでひたすら汗をかいている人を見て、「わざわざ室内を走らなくても、外でランニングすればいいじゃないか」と思ったことって、ありませんか。

彼らはジムで何を「考えて」いるのか?

かつては私もそう思っていました。しかしあれは、身体を鍛えたりダイエットをしたり、人的なネットワークを作ったりする、といった理由だけではないようです。