最近、財政問題でも、政府と日本銀行は一体と考える「統合政府」についていろいろな意見ができるようになった。統合政府を20年前くらいから主張している筆者としてはいい傾向だと思っている。

 本コラムでも、2月23日付け「日本の財政再建は「統合政府」で見ればもう達成されている」などで書いたが、3月に来日したノーベル経済学者のスティグリッツ氏が経済財政諮問会議で話したことの意味は大きい。

 だが、残念ながら、肝心なところは報道されなかった。これについては、本コラムの4月29日付け「「統合政府」で考えれば、政府の財政再建試算は3年早まる」をご覧いただきたい。だが、財務省は相変わらず、政府の負債の部分だけで財政問題を論じている。

 それでは財政再建を誤る。

スティグリッツ教授も
「統合政府」で見ている

「統合政府」論については、最近は日本の経済学者の中からも意見が出てきている。