2.薬学管理料

 患者の薬歴を記録したり、服薬指導したりするときの料金。通常は「薬剤服用歴管理指導料」が算定されるが、患者が希望して特定の薬剤師を指名すると「かかりつけ薬剤師指導料」に変わる。

3.薬剤料

 薬剤の料金。ひとつひとつ国が薬価を決めている。

4.特定保健医療材料料

 自宅で自分で注射をしたり、点滴をしたりするときの医療器具の料金。

 調剤薬局でかかるお金は、この4つを合計したものになるが、3.の薬剤料と4.の特定保健医療材料料は価格が決まっているので、どこの薬局でも同じだ。薬局や薬剤師の選び方によって料金が変わるのは、1.の調剤技術料と2.の薬学管理料だ。

 1.の調剤技術料のうち、利用する薬局によって料金が変わるのが「調剤基本料」で、その薬局が受け付けている処方せんの枚数によって、おもに調剤基本料1~3に分類されている(妥結率50%以下の薬局等については、今回は触れない)。

 一般的な薬局は「調剤基本料1」を算定しており、患者が処方せんを1枚出すと410円(患者の負担は3割で約120円。以下同)かかる。この処方せんの受付枚数が多く、かつ特定の医療機関から出されたものが集中している調剤薬局は料金が下がり、調剤基本料2は250円(約80円)、調剤基本料は200円(約60円)になる。詳しい条件は以下の表の通りだ。

 つまり、街中にある薬局よりも大病院の前で営業している門前薬局やチェーン展開している薬局のほうが、調剤基本料は安く設定されているのだ。では、そうした門前薬局やチェーン薬局に行くと、必ず薬代が安くなるかというと、ことはそう単純ではない。