男性は妻に見守られ
女性は一人で死ぬことが多い 

 団塊の世代が“老境”に差しかかっている今、どのような死に方をするかは国民的関心事となりつつある。それは、2009年に週刊朝日の記事のタイトルではじめて使われたという「終活」という言葉が、またたくまに定着してしまったことからもうかがえよう。

 前回の記事(「今10歳の日本の子どもは『107歳まで生きる確率50%』の真相」)は、死亡者数の最も多い年齢がだんだんと高齢期に片寄る“ピーク化”とも呼ぶべき現象が目立ってきているため、それ以前の年齢における死が「非業の死」と見なされる風潮が広がってきていることについて触れた。

 そこで今回は、前回と同じく「人口動態統計」を使って、死亡年齢以外の「老人と死」に関する三つのテーマ、すなわち死亡時の「配偶関係」「死因」「死亡場所」の現状を探ってみよう。 まず、死亡時の配偶関係を、男女別年齢階級別に表したのが図1だ。