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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【ローリング・ストーンズ「メイン・ストリートのならず者】
行き着くところまで
行った者にしか見えない世界

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第5回】 2011年10月27日
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 仕事人間の君、最近、破目外してますか?

 生真面目一本やりでは、疲れてしまいませんか?

 例えば、雲ひとつない青い空がどこまでも広がって、そよ風が吹いて緑の樹木がそよぎ、陽光が優しく注ぐ、そんな最高の理想的な天気があったとしよう。毎日、来る日も来る日も、晴天が続けば、緑の樹木も枯れて、いずれ砂漠になってしまう。

 だから、潤いは必要だし、時には嵐も悪くない。たまには破目も外したくなる。

 ところで、最近よく使用される三つのビジネス用語。

 コンプライアンス、アカウンタビリティー、コーポレイト・ソーシャル・レスポンシビリティー。横文字由来のカタカナばかり。これもビジネス世界のグローバル化の賜物という訳か?

 グローバル化の進展が企業の多国籍化を促がし、企業の所作やふるまい方も世界標準の基準で厳しくチェックされる。人事異動も人種や性別で差別があるかのように見えれば、裁判沙汰になる。

 利潤を追求する私企業といえども、社会的な責任を担うべきだと、応分の社会貢献が求められ、上場企業の株主への説明責任も当然視される。

 欧米の問題提起型NGOが企業行動には厳しい目を光らせる。人権抑圧的な国での生産が問題だと、特定企業が営業妨害まがいの批判にさらされたのも記憶も新しいし、格差が問題だと市場経済のお膝元ウォール街ですら、デモが起こる今日この頃だ。

 ことほどさように、ビジネスを巡る状況は厳しい。杓子定規な規則に縛られ、外形的・表面的な辻褄合わせにばかり気を使って、本質を忘れているんじゃないか、との思いを持つ人も多いだろう。ケインズ卿云うところのアニマル・スピリッツで勇猛果敢に攻めることが慫慂された時代は、過去のものになったと嘆く声も聞かれる。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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