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リッツ・カールトンとBARで学んだ高野式イングリッシュ――本当に使える!体当たり英語
【第2回】 2011年11月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
高野 登 [前ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長]

【第2回】
英語上達のコツは一つしかない!
感性を磨く高野式“回文”
「Madam, I'm Adam.」

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  前ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長で、 11月11日に『リッツ・カールトンとBARで学んだ高野式イングリッシュ』を刊行した高野登氏は、ホテルスクール卒業後、単身アメリカに乗り込んだ。ヒルトン、プラザホテル、創業期のリッツ・カールトンなど、アメリカの超一流ホテルで20年。ホテルマン歴は計35年。その一方、夜はストリートバーで“アブナイ英語”を駆使してきた。
  日本でも相当稀有な経歴の高野氏しか語れない、文法ハチャメチャでも「本当に使える!体当たり英語」の極意を語る5回連載の2回目。超一流ホテル(表の英語)からストリートバー(裏の英語)まで、舞台裏ではどんな会話が繰り広げられているのか? 今回は、高野式「回文」の極意だ。(構成:藤吉豊、撮影:橋詰芳房)

バカ話をしながら、相手の感性を刺激

高野 登(Noboru Takano)   人とホスピタリティ研究所所長。前ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長。1953年長野県戸隠生まれ。ホテルスクール卒業後、単身アメリカに渡り、20年間、ヒルトン、プラザホテルなどでホテルマンとして活躍。90年にはリッツ・カールトンの創業メンバーとともに開業に尽力。94年以降、日本支社長として、大阪と東京の開業をサポート。日本にリッツ・カールトンブランドを根づかせた。

 「ホテルマンの舞台裏について聞かせてください。
  リッツ・カールトンのようなホテルのスタッフは、ふだんどのような会話をしているのですか?」

  講演会で、このような質問を受けたことがあります。私の答えは、こうです。
「きわめて普通の話をしていますよ(笑)」

  私が「ザ・リッツ・カールトン・サンフランシスコ」の開業に携わっていたときは、スタッフ同士で「回文」(前から読んでも後ろから読んでも同じ音になる文句)を披露し合ったり、「日本語と英語のささいな違い」について話したりしました。
  たとえば、
「英語では、『ladies and gentlemen』と言うけれど、日本語では『紳士淑女』と言う。『淑女紳士』とは言わないんだ。『black and white』は『白黒』だし、『near and far』は『遠近』。『hot and cold』は『寒暖』。どうして入れ替わるんだろう?」
  入れ替わる理由は、誰にもわかりません。でも、

「I see, that sure is interesting.」
(なるほど、確かに面白いね)
「I'll be damned!」
(こいつは驚いた!)
「I think it's worth asking a professor next time.」
(今度、大学教授に聞いてみる価値があると思うよ)

 とバカ話をしているうちに、「ものの見方」が刺激されたり、文化の違いについて思いを馳せることができたのです。

「回文」は、英語を楽しむ方法の一つ

  英語上達のコツは一つしかないと思います。
  それは、「楽しんで学ぶ方法を探す」こと。それには回文はピッタリだと思います。
  ご存知のとおり、回文は前から読んでも後ろから読んでも、同じように読める語句や文章のことです(日本語では「たけやぶやけた」「しんぶんし」「たいやきやいた」など)。

  英語にも、日本語と同じように、さまざまな回文があります。
  簡単なものでは以下のようなものです。飲み会のちょっとした披露ネタにはもってこいだと思います。こうやって英語に対する距離感をなくしていくのがいいでしょう。

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高野 登 [前ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長]

人とホスピタリティ研究所所長。前ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長。1953年長野県戸隠生まれ。ホテルスクール卒業後、単身アメリカに渡り、20年間、ヒルトン、プラザホテルなどでホテルマンとして活躍。90年にはリッツ・カールトンの創業メンバーとともに開業に尽力。94年以降、日本支社長 として、大阪と東京の開業をサポート。日本にリッツ・カールトンブランドを根づかせる。その後、長野市長選に出馬したが、現職に651差で惜敗。全国から企業研修、講演依頼があとを絶たない。


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