浮かんだアイディアは頭の中で
フォルダ分けして記憶しておく

 体にはいいし思いつく、まさに一石二鳥ですが、困るのはメモがとりづらいこと。

 運転中やシャワー中、ランニング中など、予想もつかなかったタイミングでアイディアが浮かぶのが「何気の臨戦態勢」です。

 昔は、それでも無理やりメモをとっていましたが、今ではしなくなりました。なんだか、必死にメモっている自分が、あまりかっこよくないと気づいたのです(笑)。

 それからは、もっぱら記憶。頭の中できれいにフォルダ分けする訓練をすると、覚えていられることがわかりました。

 どうしてもメモをしたいときは、ランニングが終わってストレッチに入る前に、携帯電話で自分宛にメールを入れます。

 気づくために走る。

 やってみれば、いつもと違う脳の状態に気づけると思います。


アイディアを生む「何気の臨戦態勢」

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25年以上も、さまざまな番組や商品を「企画」することを仕事にしている筆者。成功する企画と失敗する企画を分けるポイントは何なのかについて、ずっと考え続けてきた結果、もっとも重要なのは「気づき」。この世の中は「気づき」だけで回っているといっても過言ではない、と主張します。筆者が、「企画」を生み出す3ステップは、その頭文字のとおり「き/気づいて」「か/考えて」「く/比べる」。そう、最初のステップは「気づき」。この「気づき」がなければ、企画は生まれることがないのです。「企画は記憶の複合」と筆者は言います。それまでに自分が見たこと、聞いたこと、経験したこと、そうしたいくつかの「記憶」が結びつくことで、企画は生まれるのです。本書は、筆者がさまざまな企画を手がける中で得た、気づける人になるためのトレーニング方法やテクニックをまとめたものです。

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