クレジットカードや電子マネーカードは
落としても諦めず届け出よう
第176講 「落としたお金は7割戻ってくる」は本当か、で書きました。遺失届が出されたもののうち、
・現金は33%しか戻ってこない(*1)
・財布は58%、有価証券類は74%が戻る
不思議なのはクレジットカード・電子マネーカードなど有価証券類です。現金と同じなようなものなのに、なぜか拾得物に対して約38%(*2)しか遺失届が出てません。届ければ4分の3の確率で戻ってくるというのに……。
落としたっ、と思ったら、簡単に諦めずに届け出ましょう。全国数千の交番、派出所でお巡りさんや相談員さんが待っています。もちろん鉄道の駅などへも。
と、書いた2週間後の11月16日、私自身が定期入れを電車の中で落としました。ガッカリです。でももちろん、すぐに鉄道の落とし物センターに連絡しました!
以下はその顛末記です。その対処はなかなかに、大変でした。
*1 2016年度警視庁管轄内で、現金の遺失額は83億円、拾得額は37億円、遺失者返還額は約27億円。
*2 拾得届が出た数を100%としたとき。拾得数48万点に対し遺失届数は18万点に過ぎない。