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外資系トップの英語力
【第3回】 2011年11月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
上阪 徹 [ライター],ISSコンサルティング [編者]

第3回
絶対に必要なのは英語力ではない
ビジネスパーソンは仕事に対する
姿勢と、誇りと、事実で語る

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第3回目は英語でコミュニケーションをとるときに必要なものについて、外資系トップの言葉をご紹介する。英語ができるだけでは意味がないと力強く語っていただいたのは、ボッシュの織田秀明氏である。

 日々、グローバル社会とのアクセスが求められてくる外資系トップたち。さぞや流ちょうな英語をしゃべるのでは、と思いきや、実は必ずしもそうではない、という意外な事実が『外資系トップの英語力』の取材を通じてわかった。

 もちろん、流ちょうであるにこしたことはない。しかし、うまくしゃべることは、英語を使う目的ではない。これは外資系トップたちが口をそろえて語っていたことだ。ロジックはシンプルである。逆に上手な英語をしゃべれたら、優れたビジネスパーソンになれるのか、ということである。

 実際、外資系トップを務めながら、今なお英語には困っているのだ、と苦笑いしながら語ってくれたのが、ボッシュの織田秀明氏だ。世界で28万人が働き、売上高も5兆円を超える自動車業界では誰もが知る企業がボッシュ。日本法人の約7000人を率いているのが63歳の織田氏。大学卒業後に入社し、技術者としてキャリアを積んできた人物である。本社は渋谷にあるが、取材は戦前からの歴史を持ち、16万平方メートルという広大な敷地がある東松山工場で行われた。

英語がほとんどできない状態で
いきなり40歳で海外駐在

ボッシュ株式会社 取締役社長 織田秀明氏

 「英語について特別な勉強なんか、一度もしたことはないですね。すべてOJT(オンザジョブ・トレーニング)です。仕事を通じて、現場で覚えた。最初は入社7年目、30歳になる直前。いきなり上司に、海外視察団に入ってこい、と言われたことでした」

 その後、幾度かの海外出張はあったものの、英語がほとんどできない状態で、いきなり40歳にして海外駐在を命ぜられる。それこそ、筆談や絵で外国人に伝えたいことを伝えるようなところからのスタートになったという。

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上阪 徹 [ライター]

1966年、兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。アパレル メーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、95 年よりフリー。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、 雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がけている。インタビュー集に累計40万部を超えるベストセラーとなった『プロ論。』(B-ing編集部編/徳間書店)シリーズ、『外資系トップの仕事力』(ISSコンサルティング編/ダイヤモンド社)シリーズ、『我らクレイジー★エンジニア主義』(Tech総研編/講談社)、著書に『新しい成功のかたち 楽天物語』(講談社)、『600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス』(角川SSC新書)、『「カタリバ」という授業』(英治出版)、『書いて生きていく プロ文章論』(ミシマ社)、『預けたお金が問題だった。』(ダイヤモンド社)、『文章は「書く前」に8割決まる』(サンマーク出版)などがある。

ISSコンサルティング [編者]

「外資系転職のISS」として15年以上にわたり築き上げてきた外資系企業との信頼と実績をもとに、ミッドキャリアからエグゼクティブのプロフェッショナル紹介に特化した人材ビジネスを行っている。外資系企業の消費財、IT、金融、コンサルティング、メディカル、製造業等、広い業界をカバーし、紹介職種も、経営幹部、財務・経理、マーケティング、広報、営業、物流・購買、IT技術者、またはMBA・CPA取得者や海外でキャリアを積んだスペシャリストに至るまで、幅広い人材の紹介を行っている。


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