連載第3回は、「名前と出世度」――それも社長になれる可能性が高いか低いかについて、データを検証してみたい。
姓名判断では「出世度」はお決まりの指標であるが、ここではデータで見る「名前」と「究極の出世度」(社長就任可能性)との相関関係を探ってみる。
果たして、社長になりやすい名前となりにくい名前は存在するのか。名前で出世度に差が出ることはないのか?読者には、自分の名前は出世しやすい名前かどうか、あれこれ予想しながら読んでみて欲しい。
「名前による社長就任可能性」を判断するための元となるデータは、これまでと同様、「ダイヤモンドD-VISIONシリーズデータベースサービス 役員・管理職情報ファイル」である。
社長になれる人には「一字名」が多い?
その時代、時代で流行する名前も違う
まず表1は、日本全国の上場企業の社長に多い名前を、上位から順に並べたものである。
ざっと眺めてみて、上位に「一字名」が多いことは一目瞭然であるが、「誠」がトップになっている。何かしら名前そのものに関わる固有の理由があるのか、単に人数が多いだけなのか、その点が肝心なところであることは、これまで連載を読んでくださった読者にはピンと来るだろう。