夫は代々続いてきた寺の世襲を第一に考えて6歳の長男の親権を渡すよう脅してきた(写真はイメージです)

12月7日、富岡八幡宮の元宮司の弟が現宮司の姉を日本刀で殺害した末、自害を図る…まるで平安時代にタイムスリップしたかのような凄惨な殺人事件が起こりました。報道によると弟は宮司を辞める際に1億円の退職金を一括で、そして月30万円の年金を分割で受け取っていたようなので「なぜ姉を殺めなければならなかったのか」と首をかしげます。数千年もの長い伝統に守られ、閉ざされた社会の中で、接するのは限られた人間のみ。今回の舞台である寺院も、神社とは共通点が多いようです。(露木行政書士事務所代表 露木幸彦、文中は仮名)

 みなさんは神社の宮司(神主)にどのような印象を持っているでしょうか?家内や交通安全、健康や合格祈願、そして学業や良縁成就…100人100通りの願いを叶えるべく神社を参拝すると、謙虚で穏やかで真面目な感じで出迎えてくれますが、それは表の顔。お布施目当てで外面を良くするのは当たり前です。今回の容疑者は特に「裏の顔」とのギャップが天国と地獄ほどかけ離れていたので、犯行の残虐さと相まって大きな注目を集めました。

トラブルメーカーに
「住職の息子」多いワケ

 私のところへ「離婚」相談をしに来るお客様の中にに神社の関係者は決して多くありませんが、一方で寺院の関係者は一定数存在します。この手のトラブルメーカーは決まって「住職の息子」です。