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2017年12月27日
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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

若手の「出世したくない」症候群が、ただの責任逃れではない理由

これからの時代に求められるのは
みんなでつなぐリーダーシップ

 私は拙著『みんなでつなぐリーダーシップ』の中で、3つのリーダーシップ革新が必要だと提案しています。

(1)今のマネジメント層は、既存の枠組みや当たり前から抜け出していく問いかけと対話ができるリフレーミング・リーダーシップを。

(2)若手や中堅社員は、自分の思いと未来の変化を重ねて、みんなとつながって前に踏み出してくコネクティング・リーダーシップを。

(3)経営層や部門長層は人の本質を理解し、多様性と向き合いながら、人が活きる場と文化をつくりだすオーセンティック・リーダーシップを。

 こうした、それぞれが未来へ踏み出すために必要なリーダーシップを身につけて、みんなでつながって動き出していく。そのためのリーダーシップ開発を行っていかなければならないのではと思います。

 わたしたちジェイフィールでも、みんながリーダーシップを発揮できる組織づくりを行っています。各人が自分の心が動いた大きな経験を振り返りながら、自分の思いを語る場を毎月設けてています。そこで各人の思いを聞きながら、応援し合う関係づくりを行っています。

 同時に、経営体制もチームで運営する形にし、社長などの役付呼称をなくしました。経営陣自らが階層意識を持たず、フラットな関係の中でみんなでリーダーシップを発揮できる組織をつくろうという意図からです。

 リーダー不在、リーダーシップを発揮できない人たちばかりの企業社会を、誰かに依存するのではなく、みんなが小さなリーダーシップを発揮し、それを連鎖させることによって、組織全体で未来を切り拓く力を高めていく。そのためにも、管理職やリーダーの在り方を根幹から見直し、みんなが幸せになる新たな組織運営の形を議論することから始める必要があるのではないでしょうか。

 ぜひ、役職や世代を越えて、一緒に議論してみてほしいと思います。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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