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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

嫌でも管理職になっておいたほうがいい理由

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第52回】 2016年12月26日
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上司の姿を見て、「管理職になりたくない」と思ったことはありますか?

昔と現在で大きく変わった
管理職の業務内容 

 管理職になりたくない若手社員が増えていると指摘されて久しくなります。これに対して「向上心が足りない」と憤る方もいるでしょうが、そう思う若手社員が増えるのは無理からぬところがあります。

 過去を振り返ってみると、昔の管理職は本当に恵まれていました。たとえば営業マネージャーであれば、課長に昇進した時点で顧客はすべて部下に引き渡し、課全体の数字の取りまとめや部下の営業支援、評価、人材育成をするのが主な仕事の内容でした。管理職に昇進すると、営業の第一線から離れて全く異なる業務に移ったわけです。

 こうした管理職はまだ大企業で見かけることがありますが、現在は自分も顧客を持ちつつ、部下のマネジメントも行うプレイングマネージャーが多くなっています。つまり、昔の管理職の仕事に加えて、自分も現場の第一線に立ち続けるのですから、管理職という名前は同じでも負担はずっと重い。ですから「管理職になりたくない」という人が増えるのは、ちゃんと理由があるのです。

 ただし、転職という観点から考えると、管理職になれる機会があれば、基本的にはなっておいたほうがよいでしょう。「基本的に」というのは、管理専門型の管理職をどう考えるかという問題があるからです。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し、同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。53歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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