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ダルビッシュ「想定内」の高額年俸でレンジャーズ入り
メジャーでの中島・岩隈・ダル“本当の評価”は?

渡辺史敏 [ジャーナリスト]
2012年1月20日
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 7人もの日本人選手が入札によるポスティング・システムやフリーエージェント(FA)でメジャーリーグ入りを目指すことが話題になった今オフシーズン。しかし交渉や入札が期待通りとはいかず中には破談に終わったケースも出ている。

 日本人選手に対する評価が厳しくなっているという声もあるが、では実際のところどれぐらいの評価を受けているのだろうか。複数年契約や専属通訳、トレーナーなど諸条件あるが、読み解く一つのカギとなるのが年俸の額である。今回はアメリカの全国紙USAトゥデーが公開している昨シーズンのメジャーリーグ年俸データベースから、今オフに挑戦した中島裕之内野手、岩隈久志投手、ダルビッシュ有投手の3人を例に分析してみたい。

ヤンキースと破談の中島
控えで80万ドルは高いか安いか?

 まず最初に取り上げるのはポスティングを利用した中島である。ヤンキースが落札し、独占交渉権を得たものの結局破談となり、西武残留となった。当初からヤンキースが控え扱いだったことが交渉が難航することは予想されていた。提示された年俸は80万ドルと報道されている。

 ではこの80万ドルという金額はどれぐらいの評価なのだろうか。ヤンキースはスター選手を揃えた金満球団として有名だ。たしかに昨シーズンの年俸総額は約2億2670万ドルで、メジャーリーグの中でもダントツに多い。平均年俸は675万6300ドルに及んでいる。

 ただ、中央値を見るとと210万ドルに過ぎない。たしかに3200万ドルというとてつもない額のアレックス・ロドリゲス三塁手を筆頭に、高額の選手も多いのだが、メジャーリーグ全体の平均年俸330万ドルより低額な契約の選手も多いのである。

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渡辺史敏 [ジャーナリスト]

1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明治大学卒業後、科学雑誌 出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。 ITとNFL、MLB、サッカーなどの米スポーツという2つの分野を中心に取材・執筆活動を行う。 特にメディアとスポーツビジネスの動向に注目している。


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