炭水化物は必要な栄養
お菓子や嗜好品を減らすのが先

 主食となる炭水化物には「糖質」が含まれますが、「食物繊維」が含まれることも忘れてはいけません。食物繊維は糖質の吸収を緩やかにするので、血糖値の急上昇を防ぐことができます。だから、「主食を抜けばいい」と考えるのではなく、白米より雑穀米、白いパンより全粒粉パン、といったように、食物繊維を多く含む選び方にするのがコツです。

 最近は、追加料金でそうした主食に変えらえるお店も増えてきました。選べる機会はそう多くないのかもしれませんが、少しだけお金をかけることでその食事をゆっくり味わって食べようという気になりますし、そこまでしたのだからおやつはやめよう、という気持ちも生まれるものです。極端に「食べる」「食べない」ではなく、よりよい方を選ぶ、という選択肢も加えていただけるといいな、と思います。

 また炭水化物を摂ることは腸内環境を整えるのにも役立ちます。炭水化物に含まれる食物繊維や難消化性でんぷんは、腸内細菌のえさとなり、善玉菌を増やすために必要不可欠だからです。腸内環境を整えることは、免疫力の強化にもつながります。主食を抜いて便秘になってしまった人の話を聞くことは一度や二度ではありません。便秘がちなの人の腸内環境が良さそうとはあまり思えないですよね。

 どうか、炭水化物オフをする前に、ジュースやお菓子などの嗜好品で糖質オフすることを検討してください。そして、肝心の炭水化物は、自宅で使うお茶碗を一回り小さいものに変えたりして、腹八分目を心がけることをから始めましょう。