ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
Close-Up Enterprise

黒字決算でも窮地が続く野村
赤字拡大で大和に訪れるピンチ

週刊ダイヤモンド編集部
2012年2月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

証券業界の決算が冴えない。2011年度第3四半期決算では証券大手5社のうち、4社が赤字に沈み、黒字を確保したのは野村ホールディングスのみ。とはいえ、その野村も財務内容をつぶさに見れば、いまだ窮地の真っただ中にある。その野村より厳しいのは大和証券グループ本社である。

 2011年度第3四半期(11年10~12月期)の証券決算は、サプライズだった。

 おおかたの予想に反し、2月1日に発表された野村ホールディングスの第3四半期決算は、第2四半期の461億円の赤字から一転、178億円の黒字となったのだ。

 前日までは、大和証券グループ本社が216億円の赤字に沈み、みずほ証券が367億円の赤字となるなど大手証券は軒並み赤字決算となり、環境の厳しさを浮き彫りにしていた。

 各社とも、第2四半期より業績を悪化させており、証券業界では「野村の決算は、どこまで赤字幅が拡大するか」に注目が集まっていた。ところが、あにはからんや野村が黒字決算を発表したことで、驚きの声が上がったのだ。

 もっとも、詳細を見ると今回の黒字は一時的なものであることがわかる。300億円前後とされる外食大手すかいらーくの売却益が黒字転換に大きく貢献しているからだ。特殊要因である法人税引き下げに伴う繰延税金資産の取り崩しによるマイナス分133億円を足しても、収益はぎりぎりだ。苦境にあえいでいるのは違いない。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月28日号 定価710円(税込)

特集 劇変世界を解く 新地政学

世界史の大転換が始まる

【特集2】
銀行界も戦々恐々
コンビニATM戦争

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


Close-Up Enterprise

日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。

「Close-Up Enterprise」

⇒バックナンバー一覧