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三谷流構造的やわらか発想法

非日常からの発想
~準極限状態におけるパッセンジャー心理学
高速バスでの雪中行軍!

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第27講】 2012年2月7日
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高速バスでの雪中行軍スタート

 2月の大雪のある日、長距離バスに乗りました。電車が止まったので仕方なく、でしたが、25年ぶりで少し楽しみでもありました。いえ、ウソです。車酔いするのでバスは嫌いですし、長時間となればなおさらです。

 金沢から名古屋まで、所要時間は通常なら4時間。もちろん大雪の日にそれですむ訳もなく、遅れは覚悟していました。それは私だけではなく、乗客みながそうだったでしょう。

 車内は満席です。とにかく安く移動したいという留学生、学生たち数名を除けば、ほぼすべてがビジネス客。おそらくは電車からの乗り換え組です。

 何組かはチームで移動中らしく、話し声があちこちから聞こえて来ます。大声を出す人はいないけれど、非常時ゆえ、席での携帯電話使用にも寛容な雰囲気です。同じ船ならぬ、同じバスに乗った仲間意識、でしょうか。

 さて、これから「準極限状態におけるパッセンジャー心理学研究」の始まりです。乗客みな、そんな状態になるとは、そしてこんな観察者がいるとは思っていないわけですが。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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