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莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

空港入管問題再考
私の考えは甘かった

莫 邦富 [作家・ジャーナリスト]
【第94回】 2012年3月1日
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 先週のコラムで入国管理局のサービス問題を取り上げ、大きな反響を巻き起こした。ツイッター、Facebook、中国の微博などソーシャルメディアにも、入管批判の書き込みがたくさん出ている。

SNSでの入管批判

 ポーランド政府観光局の方がツイッターに、「日本の空港で韓国の旅客にとんでもなく失礼な言葉で大声で罵声を浴びせている入国審査官を目撃して恥ずかしく思ったことがあります。ようこそJAPANが泣きますね。親方日の丸だから傍若無人も許される?この記事を読んで共感を覚えました」と書いた。

 HKmoviefan(@HKmoviefan)さんも「確かに上海浦東空港の職員は丁寧だし回答の礼を言うと笑顔見せる女性職員もいた」と感想をツイッターに書いた。

 Yoshihisa Kimura(@kimura)さんも「何か自分が偉い人だと勘違いしているんでしょうね」と批判している。

 阿鷹利幸さんという方はfacebookに、ご本人の自らの体験談を下記のように披露した。

 「私は昨年のいつだったか、中国語で雑談しながら通関手続きに並んだのですが『イヌ』扱いされました。職員さんが『ウーッ』『ウーッ』と唸りながら白紙の申告書を顔の前に押しつけて来たので、『どういう意味ですか』『いつもそんなことされてるんですか?』と日本語で詰問したら、非常に驚き『外国人だと思ったもんで』。『外国人だったらそんなことするんですか』と言い返したら『英語(=言葉?)が通じないと思ったので』『(絶句)…』。今や関西弁を操る外国人も珍しくない時代なんですが。『日本語でも英語でも言葉を話せば大抵の意味は推測出来ますよ、此処でやることなんて世界共通なんですから』と言ったところ、やっと非を認める回答が有りました。入国手続はその国の第一印象であり、国のイメージを半分くらい決めてしまうので大事にすべきなんですが、これじゃあ話になりません。」

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莫邦富(モー・バンフ) [作家・ジャーナリスト]

1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。


莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見を毎週お届けしよう。

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