間もなく新年度が始まる。今年も多くの新社会人が誕生し、さまざまな職場で活躍することになるだろう。

 就職すると、仕事のスキルやビジネスマナーが必要になるが、同時に自分の身を守るために、そして社会人の教養のひとつとして身につけてほしいのが、健康保険や厚生年金保険などの社会保険についての基礎知識だ。

 会社員は、健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険といった社会保険に加入することになっており、病気やケガ、障害、死亡、失業などのリスクに遭遇したときにさまざまな保障を受けられる。

 ところが、社会保険の存在を知らなかったために、せっかくの保障を利用できず、病気やケガをきっかけに貧困に陥ってしまったケースもある。

 そこで今回は、病気やケガの保障を受けられる健康保険の基礎知識をおさえておきたい。

会社員の健康保険料は
どのように決まっているの?

 就職して1ヵ月たつと、待ちに待った初給料日がやってくる。だが、給料明細を見ると多くの新入社員は、「あれ?額面よりもずいぶん少ない」と思うのではないだろうか。

 会社員は、基本給に残業手当や交通費などを加えた額面給与から、税金、社会保険料が天引きされるので、最初に約束された額面給与より、どうしても手取り額は低くなってしまう。

 ここで天引きされているもののひとつが健康保険料だ。

 日本は誰もがなんらかの健康保険に加入することが義務づけられており、会社員の加入先は次の2つに大別される。