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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【ニルヴァーナ「ネヴァー・マインド」】
たった1枚でロックの進む道を完璧に変える!

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第25回】 2012年3月22日
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 たった一つの仕事が世界を変えることがある、と思いませんか?

 例えば、ナイキのシューズは、走ることの意味を完全に変えました。ソニーのウォークマンは音楽の位置づけを完全に変えました。フェイスブックは、グーテンベルクの印刷機、ベルの電話の発明に匹敵するコミュニケーションの革命かもしれません。

 音楽の世界では、ビートルズはたった13枚のアルバムで20世紀の音楽に革命をもたらしました。ブルーノート社の1500番台のレコードは、ジャズの輝きを世界に解き放ちました。グレン・グールドはバッハの「ゴールドベルク変奏曲」一枚でピアノ演奏を革新しました。

 一つの時代には固有の匂いがある、と思いませんか?

 例えば、1990年代。

 冷戦が終わりソ連が崩壊して、東西ドイツが統一しました。人々は平和の配当を期待しましたが、世界は不完全なまま中東などでは戦争が続きました。共産主義が資本主義の軍門に下った時、新しい秩序が生まれると人々は期待しましたが、実際に起こったことは、国際的な拝金主義の横行でした。過剰な期待が裏切られた時代と言えるかもしれません。

ネヴァーマインド

 しかし、そんな状況でも、恐るべき子供たちが新しい波を生むこともあります。

 と、いうことで今週の音盤は、ニルヴァーナの「ネヴァーマインド」です(写真)。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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