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医療機関などでカウンセリングを受ける人も多い昨今。心理カウンセラーは私たちにとって身近な存在になりつつある。しかし中には残念なカウンセラーがいるのも事実。20~40代男女が、「ひどい」「傷ついた」「二度と行きたくない」と感じた、モンスター心理カウンセラーの事例を集めた。(取材・文/フリー編集者・ライター 池田園子)

民間資格乱立で玉石混交
モンスターカウンセラーの実態

 便利で豊かな暮らしを享受できる一方で、「ストレス社会」と言われて久しい現代。心療内科やメンタルクリニックなどで、カウンセリングを受ける人も少なくない。

 そういった医療現場や児童相談所、精神保健福祉センターなどの福祉施設、教育現場、企業内の相談室、カウセリング施設などで、心理学の知識をもって相談者の話を聞き、彼らが抱える心の問題を解決へと導く手助けをするのが「心理カウンセラー」だ。

 正確には、心理カウンセラーは職業名ではない。心理カウンセラーと一口に言っても、働く現場によって名称は異なる。医療カウンセラーにソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、相談員、福祉職、産業カウンセラーなど、肩書は実にさまざま。

 2017年9月には心理職で初となる国家資格「公認心理師」が誕生し、2018年度中に国家試験が実施される予定だ。これまでは民間資格が乱立した状態で、最も権威があるとされていたのは「臨床心理士」だった。臨床心理士は指定大学院または専門職大学院を修了し、協会の資格試験を受けて合格することが必須要件となるなど、誰もがなれるものではない。