先輩から新人へのアドバイス3箇条

 4月もそろそろ後半に入る。新入社員の皆さんは、お元気だろうか。いわゆる「五月病」の月の少し手前のこの時期は、会社に慣れる頃でもあるが、新しい環境への適応に疲労を感じる頃でもある。

 今回は、新しい環境への適応がうまく行きつつある、少し優秀な新入社員に向けて、“並の若手社員”の集団から「一歩、先に抜け出す」ために有効な視点を三つお伝えしたい。

 もっとも、新入社員本人は大いに意気込んでいるとしても、先輩社員の側の期待値はそう高いものではない。新人の指導者を仰せつかった先輩社員は、売り手市場の採用・就職市場を経て、やっと確保した貴重な“人材様”に「無事に組織に定着してもらえれば、1年目としては上々だ」というくらいに思っている。

 先輩の側から見ると、新人が、(1)無遅刻で、(2)無借金で、(3)適切な挨拶ができる、というくらいを1年目で達成してくれたら十分程度に考えているはずだ。

 もっとも、これら3条件は案外大切だ。

 新人といえども、生活ペースを作れずに遅刻をするようではつたないし、時間厳守ができない人間はビジネスの世界で相手にされない。収入と支出のバランスを取ることができず、借金生活に入るような経済感覚では仕事もおぼつかないし、トラブルを起こす可能性がある。