「均一価格勝負を貫くか、商品の魅力を高める代わりに300円以上をつけるのか?」――100円ショップ・ダイソーの試行錯誤は続きそうだ(画像はダイソーHPより)

100円ショップの
商品が粗悪品だったのは昔の話

 自慢にはならないが、わが家は100円ショップと300円ショップの商品でできている。リビング、キッチン、バスルーム、そして仕事場にあるのは均一ショップで買った商品ばかりだ。それほどこの2つを愛しているということを最初に述べておきたい。

「安物買いの銭失いではないか」と口にする人にはこう答えている。

「安かろう悪かろう、それでよかろう」

 しかし実際には、100円ショップの商品が粗悪品だというのは昔の常識だ。なぜならわが家には10年以上使い続けているものもあるし、そもそも日本の厳しい品質基準に合わないものは製造ラインから弾かれるはずだからである。

 モノが溢れているこの時代に、粗悪品レベルのものを店頭に並べても、消費者は手を出さない。100円の商品なら、消費者が100円以上の価値を感じなければ買ってもらえないという厳しい現実がある。いまだに100円ショップが盛況なのは、そのシビアな目を十分クリアしているという証明の現れだろう。

 さて、100円ショップと300円ショップ、と先に書いたが、この2つには大きな違いがある。前者ですぐに思い浮かぶのは、ダイソー、セリア、キャンドゥなどのおなじみのチェーン店だろう。商店街にある小型店、商業ビル内のテナント店、ロードサイドの大型店など、多角的に展開している。生活用品にオフィス用品、ファッション小物からペット用品、そして食品まで扱うアイテムは実に多種多様だ。

 それに対して300円ショップは、男性には少しなじみが薄いかもしれない。なぜならこちらは、女性が好むファッション雑貨やインテリア小物がメインだからである。