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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

“若者は3年で辞める時代”はもう終わった!?
2012年「奇跡の一本松型」新入社員の育て方

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第64回】 2012年4月16日
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 新入社員の指導法には様々な意見があります。時間をかけてじっくりと育てる熟成型。あるいは現場に放り出して厳しさを学び、そこから這い上がる競争型。どれが正しいとは一概に言えません。ただ、時代に応じて変化させなければならないのは事実です。

 つい最近までは「若者は3年で辞める」と言われていたため、モチベーション醸成を目的にした人材育成プログラムが流行っていました。ところが、就職環境が変わり、さらにゆとり教育世代が入社するようになって、新入社員の性質も大きく変化しています。

 この変化を受けて、現場では指導法をどう変えるべきでしょうか、あるいは変える必要が無いのでしょうか。今回は、現場で苦悩する上司と育成担当社員の葛藤から、今の時代にあった新入社員の育成法について考えてみましょう。

人事異動で職場も活性化する4月
新入社員が配属される職場も準備開始

 日本経済の先行指数は軒並み底を打ち、持ち直しの動きが出てきています。昨年の春は東日本大震災の影響を大きく引きずり、様々なイベントも中止され、冬から春を迎える明るさなど微塵も感じられない状態でした。

 しかし今年は、気分一新して新たな年度を迎え、業績も大きく伸ばそう!と意欲にみなぎる雰囲気が、徐々に戻ってきている気がします。

 4月は職場の雰囲気を一新するような出来事がたくさんあります。まず、経営戦略に沿って再編された新組織の始動。部門の統廃合や新規事業の立ち上げなどが行われるのも、大抵はこのタイミングです。当然のように社員の一部が人事異動で職場を動くことになります。

≪平成24年4月1日付で大阪営業所長に任ずる≫

 など、上司から内示を受けて職場を去る人、同時にやってくる人。そんな人の動きは職場を活性化します。やはり同じメンバーで仕事を続けているとマンネリ感で生産性も下がるもの。

 工作機械メーカーに勤務するCさんは、

 「職場のメンバーが変わらないと仕事がやりやすいとは限りません。緊張感が無くなり、生産性が低下することさえあります」

 と語ってくれました。やはり組織には、ある程度の新陳代謝が必要と言うことなのでしょう。

 確かに人事異動で職場を去った人、新たにやってくる人の存在で「やるぞ」と意欲が高まるのは事実。それを痛感しているのが食品メーカーで営業をしているDさん(28歳)です。この4月から上司が変わり、新たなメンバーも2名増えました。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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