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明るい未来のつくりかた
【第6回】 2012年5月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
市川文子 [株式会社博報堂イノベーションラボ 研究員]

日本の課題と取り組み
震災でより鮮明になった漁業復興の難しさ

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日本とアイスランド。いずれも海に囲まれた島国だけに、漁業が盛んだ。しかし、その実態は大きく異なっている。水産物自給率を見ると、アイスランドの256%に対して日本のそれは62%と、遠く及ばない(勝川俊雄氏の著書『日本の魚は大丈夫か』 より)。その差はどこから来るのだろうか。

 アイスランドの首都・レイキャビクは、おいしい食べ物があふれる街だ。20数万人の人口にもかかわらず、イタリアンから和食、タイ料理まで、食のバラエティは幅広い。肉もよいが、魚好きの日本人としては、旅先で魚介のうまみが味わえるとホッとするものである。

 たとえば、魚用のコンテナを再利用した小さな店に入ったときのこと。ロブスター・スープを頼むと、大きなマグカップにぶつ切りにしたロブスターの切り身とじゃがいもがゴロゴロ入っていて、なかなか食べがいがある。しかも、パンと一緒で600円程度と非常に手頃だ。

 市内には、数軒だが寿司屋もある。メニューに書かれたネタは、サーモンからマグロ、マス、しめ鯖、うなぎ、カレイ、変わったところではクジラから馬肉。出るまでに少し時間はかかるものの、どれも新鮮だ。

ロブスター・スープ(右)と、新鮮な魚介を使った寿司
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市川文子[株式会社博報堂イノベーションラボ 研究員]

株式会社博報堂イノベーションラボ研究員。慶應義塾大学政策・メディア研究科修了。卒業とともにノキア・フィンランドに入社。以来9年間、ユーザエクスペリエンスのエキスパートとして世界各国で フィールドワークの実施とディレクションを行い、製品・サービスの企画開発に携わる。2008年にノキアを退社。以降、フリーのコンサルタントとして国内外の企業の商品ならびに戦略開発を行ってきた。2010年より博報堂イノベーションラボに参加。一児の母。


明るい未来のつくりかた

アイスランドは、金融危機による財政破綻で社会・生活の「断絶」を経験した。人々はどのように立ち上がってきたのか。その「断絶」と「再生」のプロセスを エスノグラフィーの手法を用いて学び、東日本大震災による社会の「断絶」から真の復興に向かうための考え方や仕組みづくりの示唆を得ていく。

「明るい未来のつくりかた」

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