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今さら聞けないネットセキュリティ
【第7回】 2008年2月26日
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伊藤 僑

HP上での写真の公開には気をつける

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 3歳になる娘が可愛くて仕方がない彼は、みんなにも娘の写真を見てもらおうと、インターネット上にホームページを開設。おもちゃで遊ぶ無邪気な姿から、天使のような寝顔まで、実に様々な娘の写真を公開していた。親戚や知人からの評判も上々で、彼を真似て、子供自慢のサイトを開設する人も出てきていた。

まさか子供の写真が……

 そんなある日のこと、知人から「君の娘の入浴姿が、海外の児童ポルノサイトに掲載されているぞ」と警告するメールが届いた。指摘された児童ポルノサイトを見てみると、彼の娘の入浴時の写真が掲載されているではないか。どうやら、彼の作成したホームページから無断で画像を盗んだらしい。

 「児童ポルノマニアに娘の写真が見られているなんて!」と、ゾッとした彼は、英語の堪能な友人に頼んで、娘の画像を直ちに削除するように求めるメールを児童ポルノサイトの管理者宛に送るが、いつまで待っても返事は来ない。そこで、ネット犯罪に詳しい友人に相談すると、「児童ポルノ画像は、欧米では所有しているだけでも重罪になるだけに、児童ポルノサイトの運営者を突き止めることは難しいといわれているんだ。写真の削除を依頼しても、多分、応じてはくれないだろう」という。

児童の写真は
ポルノの対象になるという認識を!

 悪意ある利用者も多いとされるインターネット上に、娘の写真を無防備に公開したことで、深く悔やむ思いをすることもあるのだ。

 日本でも、インターネット上で家族や仲間の写真を公開している人は数多い。中でも、小さな子供姿は愛らしいため、多くの個人サイトや幼稚園などの運営するサイトで、よく目にする。

 しかし、プライベートな写真をインターネット上に公開することはあまりお勧めできない。特に気をつけていただきたいのが、ここでも紹介した小さな子供の写真だ。

 日本ではこれまで、小さな子供の入浴シーンなどは、微笑ましい映像としてみられてきた。しかし、児童ポルノ愛好者にとっては、これは異常な性欲の対象となるようだ。そのため欧米では、子供の裸の写真を公開することは厳しく制限されている。

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伊藤 僑

1958年生まれ。明治大学法学部法律学科卒。コンピュータ、ネットワーク関連の専門誌を中心に執筆活動を行う。


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