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河尻亨一のデジタル・クリエイティブReview
【第1回】 2012年5月17日
著者・コラム紹介
河尻亨一 [元「広告批評」編集長/銀河ライター主宰/東北芸工大客員教授]

インタラクティブで世界はもう一度“目を覚ます”?

IT系リアルイベント、新セカイカメラ、UNIQLO WAKE UP

この連載では「体験」というキーワードを軸に、デジタル・クリエイティブ界隈の新たなうねりを捉えた記事を、私なりの視点でピックアップしていきます。初回のテーマは「世界」です。早速見ていきましょう。

「音楽×映像×インタラクティブ」
体感型フェス人気が米国から

「日本のザッカーバーグは誰だ!? ジャパニーズスタートアップ、世界へ行く」(WIRED.jp)

 日本ではまだそれほど認知が高くないようですが、米国はテキサス州・オースティンで毎年3月に「サウス・バイ・サウスウェスト」(SXSW)というフェスティバルが開催されています。

 かくいう私も最近その存在を知りました。参加者に聞くとこれがなかなか刺激的なビッグイベントらしい。どこがおもしろいかというと、「音楽×映像×インタラクティブ」がハイブリッドした“全方位クリエイティブ”なフェスとのこと。

 10日間におよぶ会期中には、世界中からそういった方面の関係者(愛好家)が訪れ、街全体が盛り上がります。キーパーソンを招いたセミナー等も盛りだくさんで、中身が濃いということでした。

 つまり、ITやデジタル・クリエイティブの未来を“体感”できるカーニバルであり、IT関連のスタートアップ企業が、自社サービスを世界にプレゼンテーションするビジネスの場でもあります。Twitterもここで人気に火がついたとか。

 今年は日本からも多くの人が参加、上の記事で詳細リポートが読めます。ブースを出展した13組の日本チームの試みからは、今のITクリエイティブのトレンドが垣間見られます。

 「世界を目指す」ことへのハードルは決して低くはないですが、デジタル化によりクリエイティブは年々国境を越えやすくなっています。先日、「SONAR SOUND」というテクノ音楽系のグローバルなクラブイベントが東京でも開催されましたが、「音楽×映像×IT」のような“かけ合わせ”も鍵だと思います。

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河尻亨一 [元「広告批評」編集長/銀河ライター主宰/東北芸工大客員教授]

1974年、大阪市生まれ。99年、早稲田大学政治経済学部卒業。お茶の水美術学院講師を経て、2000年より雑誌「広告批評」(マドラ出版)に在籍。08年、編集長就任。10年、同社退職後、雑誌・書籍・ウェブサイトの編集、企業の戦略立案およびPRコンテンツやイベントの企画・制作を手掛けるほか、講演活動なども行っている。


河尻亨一のデジタル・クリエイティブReview

ITツールの進化によって、デジタル・クリエイティブはより精緻に、よりリアルにとその表現力を上げています。これまで体験したことのない感動をデジタルで実感できる時代には、どんなコミュニケーションが可能になるのでしょうか。元「広告時評」編集長の河尻亨一氏がナビゲートします。

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