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本気で「人生リセット」する資格

教員免許編【前編】 安定、高給、高ステイタス。出世次第で給料は事務次官以上

並木浩一 [ダイヤモンド社 編集委員]
【第9回】 2008年2月18日
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 今回は『教員免許』について取り上げることにした。

 一見、ビジネスの現場にいる人間とは関係なさそうな気がするが、読んでいけばそうでもないことが判るだろう。要注目であり、有望であり、人生リセットに足る資格と言える根拠は、ここ数年の間に急速に整ったのである。資格制度のファンダメンタルなところを含めて、そこを論証していこう。

 まず、小・中・高校の教員は「公務員」の一種であることだ。公務員は人気の職業であり、一部の自治体ではその高給ぶりが問題になっている。

 ところで、教員の給与というのは、その一般的な地方公務員よりおおむね高いのである。その根拠は『人材確保法』という法律があるため、崩れることがない。教員給与の引き下げが論議されているという記事を目にしたことがあるかも知れないが、実際、公立学校の校長の給与は、霞が関の次官を超えてしまうことがあるのだ。

 安定していて高給、出世すれば事務次官の上を行く待遇。社会的信用も、ステイタスもある。年金も安泰。福利厚生施設は、日本全国に回りきれないほどある。

 キャリアチェンジをするのに、何をためらうことがあるだろうか。

まずは「教員免許取得」。
そして「教育実習」へ

 さて、ではそこへの道を考えてみよう。まず第1点。国公立の小・中・高校の教員になるには原則、教職免許が無ければならない。そのためには教職免許を取らなければならない。これは割とよく知られている常識だろう。教員免許を取るためには、大学か短大で教職課程を取り、卒業していればいい。これもよく知られていることだろう。

 では、あなたは今どういう位置にいるか。何かの弾みで、在学中に教員免許を取っていた人は幸運だ。その努力に免じて、このパラグラフは読み飛ばしていただいて構わない。免許は取ったけれど「採用試験に受からなかった」「バブル時で民間企業の方が魅力があった」「ただなんとなく取った」等々、様々な理由で、教員免許を眠らせているひとは珍しくない。

 大多数のかたは、まだ教員免許を持っていないだろう。どうするか。

 とはいえほとんどの方は、大学か短大を出ていると仮定させてもらう。だとすると、話は意外に簡単だ。つまり、「大学・短大卒」は満たしているので、あとから教職課程をとればいいのである。

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並木浩一 [ダイヤモンド社 編集委員]

1961年生まれ。青山学院大学フランス文学科卒、放送大学大学院修了、修士(学術)。編集者・執筆者として長年資格取得のテーマを手がけ、関連の著書に「最新 資格の抜け道」、共著に「『資格の達人」「税理士試験免除マニュアル」(いずれもダイヤモンド社刊)がある。


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