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旭医師の“横串”診療 気になる症状を多方面から診察する

【新連載】
意志の強さだけでは乗り切れない!
禁煙を確実に成功させるための6ヵ条

旭 伸一 [医学博士 日比谷公園クリニック院長]
【第1回】

 喫煙者が禁煙を決意するとき、それは人生の大転機です。

 喫煙者が覚醒している時間のうち、喫煙に費やす時間はかなりのものです。喫煙に使っていた時間を、さて今度は何に使えばいいのか――。この問題が禁煙成功まで重くのしかかってきます。

 一般的に、禁煙は自分の決意が重要だと言われています。確かに、決意のないところに行動は起こりません。禁煙成功に至るまでの決意がもっとも重要な点であることに疑いようがありません。しかし、喫煙に変わる「良いもの」がみつからない限り、再び喫煙を初めてしまう可能性が大きいことも事実です。

まずは禁煙宣言書から
家族連名で作成すること

 まず、禁煙外来の手順について説明しましょう。

 喫煙はいわゆる「ニコチン依存症」という一人前の病気として扱われます。初回の診察では、まず禁煙宣言を行います。書面で何月何日から始めると署名し、家族や友人に連名で作成されます。この宣言によって、家族や友人を裏切れない状況に自分が置かれているということを意識してもらい、決意を固めてもらいます。

 通院は最初の受診から2週間、その後は1ヶ月ごとの頻度となります。診察では呼気中の一酸化炭素濃度測定が行われます。実はこの測定は、「嘘発見機」の役割も果たします。

 たばこの煙の中に一酸化炭素が含まれるので、患者さんは慢性の一酸化炭素中毒になっています。一酸化炭素の濃度は息を機械に通すだけで測定でき、ヘビースモーカーほど濃度が高くなります。喫煙していれば測定値に現れるため、嘘をついても、簡単に見破ることができます。

 内科学の教科書ハリソン18版395章には、禁煙成功のためには「禁煙の宣言」と「医師からのカウンセリング」の2つが重要であると記されています。日本では「禁煙治療のための標準手順書第4版」として、ウェブ上にて手順書を入手できますので参考になります。

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旭 伸一 [医学博士 日比谷公園クリニック院長]

1963年福井県生まれ。1989年自治医科大学卒業。10年間は福井県立病院・県内診療所にて地域医療に従事。2007年喫煙と飲酒の健康影響を研究し医学博士取得。日比谷公会堂地下に日比谷公園クリニックを立ち上げ第一線で検診・総合診療を幅広く実践している。地域に溶け込む全人的医療こそが早期発見・確実治療の原動力だと考えている。日本医師会認定産業医、日本内科学会認定内科医。


旭医師の“横串”診療 気になる症状を多方面から診察する

めまぐるしく変化するビジネスの現場で、日々格闘するビジネスパーソンのみなさん!良い仕事をするにも、家族と幸せな生活を送るにも、とにかくカラダが資本です。健康な体があってこそ、充実した生活を送れるものです。忙しい毎日を送るビジネスパーソン向けに、内科や循環器科などの「科」にとらわれず横串で、健康へのヒントと何気ないカラダの症状をウェブ上で診断します。診断するのは医学博士で日比谷公園クリニック院長として活躍する旭伸一医師。やさしい言葉で分かりやすく解説します。

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