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コンセプトのつくりかた―「つくる」を考える方法
【第1回】 2012年8月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
玉樹真一郎 [わかる事務所 主宰]

差別化もデザインもいらない!?
「コンセプト」という名の魔法の杖

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世界的大ヒットしたゲーム機の企画・開発で
知った「コンセプト」という魔法の杖

突然ですが、2006年に発売、全世界での総販売台数が9500万台を超え (2012年3月現在)、会社の株価の時価総額が倍以上の10兆円にまで跳ね上がり(2007年9月時点)、一夜にしてゲーム機の世界を塗り替えたメガヒット商品をご存じでしょうか?

そう、家庭用ゲーム機「Wii」です。

ご家族やお友達と一緒に盛り上がったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、任天堂という会社でかつて「Wii」の企画・開発に携わっていました。現在は青森県八戸市にUターンし、地元企業・個人事業主・官公庁・教育施設・NPOといった様々な方々とお仕事をしながら暮らしています。

Wiiというゲーム機を作ることと、皆さんが何かを始めようとするすべてのこと。そのどちらにも、「コンセプト」という考え方を使うことができます。

私はWiiというゲーム機のコンセプト作りから関わってきた経験から、
ある一つの確信を得ました。それは「コンセプトは、ゲーム機のみならず、あらゆるものに伝える『考え方』である」ということだったのです。

コンセプトさえ見つかれば、おのずとデザインもそこに導かれていく。技術であったり開発であったり、あらゆる部門の人が「そのコンセプトを実現するために、自分たちは何ができるか」を考える。結果として、ブレない商品やサービス、事業ができる。あたかも皆を一つの方向に導く、魔法の杖のようです。

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玉樹真一郎 [わかる事務所 主宰]

1977年生まれ。東京工業大学・北陸先端科学技術大学院大学卒。プログラマーとして任天堂に就職後、プランナーに転身。全世界で9500万台を売り上げ た「Wii」の企画担当として、最も初期のコンセプトワークから、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークサービスの企画・開発すべてに横断的に関わり 「Wiiのエバンジェリスト(伝道師)」「Wiiのプレゼンを最も数多くした男」と呼ばれる。 2010年任天堂を退社。青森県八戸市にUターンして独立・起業。「わかる事務所」を設立。コンサルティング、ホームページやアプリケーションの開発、講 演やセミナー等を行いながら、人材育成・地域活性化にも取り組んでいる。 http://wakaru-office.com/


コンセプトのつくりかた―「つくる」を考える方法

「何かいいアイデア出して! 」と言われたけれど、思い浮かばない。起業やNPOの立ち上げを考えているが、もしくはイベントや町おこしの予算はあるものの、中身は決まっていない。こんな時に最初に考えるべきことこそ、コンセプトです。世界で3億人が夢中になった任天堂Wiiの、もっとも初期のコンセプトワークから携わり、当時「Wiiのプレゼンを最も数多くした男」と呼ばれた著者による、コンセプトのつくりかたとは?

「コンセプトのつくりかた―「つくる」を考える方法」

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