3密と「お客さまの声」が
オペレーターを追い詰める

「コールセンター極限3密」大反響、続々届く苛酷すぎる職場からの悲鳴編集部に寄せられたオペレーターからのメールの数々。長文で苦境を訴えるものも目立った

「記事を読みました。涙が出ました」――。あるコールセンターで非正規のオペレーターとして働く女性は、こう書き出している。

「何度も上司にコールセンターの閉鎖や、短縮営業などを意見しましたが、状況は変わらず。お客さまからも『電話がなかなかつながらない』と怒られる日々です。もう心が折れそうですが、非正規で働いており、補償もないのに休むことはできません」

 通販向けのコールセンターで働く派遣オペレーターも、「助けてください」と訴えている。

「消毒、検温はしますが3密です。クラスターが一度、起こればいいのに……とまで思います。日給月給ですし、更新も3カ月です。出勤率が80%を切ると更新されません」

 オペレーター職の9割は、契約や派遣による非正規雇用の労働者だ。休暇制度が整っている正社員とは異なり、実働した時間に従い収入が上下する「ノーワーク・ノーペイ」の賃金体系がほとんどだ。地方都市で非正規雇用としてオペレーター職に就いている女性は、休むに休めない状況をこう吐露する。

「パートの中には全部休みにしている人もいますが、わが家は家のローン返済が始まったばかりで休むわけにはいきません。

 先日、電話応対をしていたところ、八つ当たりとしか思えない電話を取ってしまい、電話を切った後思わず泣きだしてしまいました。『私たちが払っているからあなたは給料がもらえるんでしょ?ねえ!どう思うの?』というような内容でした。

 仕事を始めて約10年たちますが、会社で泣いたのは初めてです。私だってこんな状態なら出勤したくないです」