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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

世界中の人々から“分身”を探す
ビッグデータの新プロジェクト始動

週刊ダイヤモンド編集部
2012年10月4日
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 膨大なデジタルデータの集積を指す「ビッグデータ」の分野で興味深いプロジェクトが始動している。

 「The Human Face of Big Data」と名付けられたプロジェクトは、世界中に存在するあらゆるセンサー類、人工衛星、RFIDタグ、GPS対応カメラ、スマートフォン……などから集められた膨大な量のデータを、リアルタイムに収集、分析し、視覚化していくことで、ビッグデータが持つ社会的インパクトを明らかにしてこうという試みだ。

 プロジェクトを立ち上げたのは「Day in the Life」という写真集で知られるカメラマンのリック・スモーラン氏。データストレージの世界最大手である米EMCがメインスポンサーとなっている。

 9月26日には、iPhone/iPad及びアンドロイド向けのアプリがリリースされた。世界中から参加者を集め、それぞれの生活をリアルタイムに比較し、共有するためのアプリだ。

The Human Face of Big Dataのウェブサイト。自分のそっくりさんが見つかるかも。http://www.humanfaceofbigdata.com/

 スマートフォンに内蔵されたセンサーを利用して、アプリをダウンロードした参加者の行動パターンをマッピングしたり、総移動距離、平均移動速度などの情報を収集するほか、将来の夢、関心事、家族観、信条、性的関心や幸運などの考えや、生活実態に関する質問に答えてもらう。無機的な個人データだけでなく、例えば「死ぬ前に1つだけしたいことがあるとすれば何か」などの質問を通じて、参加者の“頭の中”の情報まで集めるわけだ。

  そして、こうしたさまざまな質問への回答や、行動データ統計などを蓄積することで、同じアプリを使っている世界中の人々の中から、自分と最もよく似た(データの一致度が高い)人を「データ・ドッペルゲンガー(分身)」として割り出してくれる。「ここ一番のときのゲン担ぎが同じ人」「同じ日に同じ夢を見た人」などなど、世界中の人々の中から自分の分身を見つけることができるのである。また、ユーザーが自分の顔写真をアップロードすれば、見た目の“そっくりさん”も探せる。

  まさに「Measure the World(世界を計量する)」というにふさわしい、一大プロジェクトなのだ。

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