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日本の政権交代は語っても、自国政治は語らない中国ネット世代たち

2009年9月9日
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 衆議院選挙は中国でも大きく取り上げられた。中央・地方の政府系新聞から、市民向けの新聞まで、その日ほとんどの新聞で1面で取り上げられ、中国で最も著名なインターネットのポータルサイトも政府系非政府系問わずこぞって衆議院選挙の結果を特設サイトで取り上げた。

大きく選挙を取り上げた中国の地方紙

 メディアの編集の現場で働く中国人は20代30代が多く、ことインターネットメディアに携わるスタッフは、ネット世代だけあって20代が殆どだ。

 ハイテク技術を吸収しやすいか否かは、文革の影響を受けた40代以上とそれ未満で大きく異なると言われている。前者は「断層の世代」とも呼ばれており、私企業、特に技術屋集団においては断層の世代の社員は非常に少ない。

 一方30代以下はインターネット利用が盛んであり、すなわちインターネットの記事を読むのも、メールを送るのも、掲示板に書き込みをするのも殆どが若者である。

 中国は3億3800万人(09年6月末時点)という世界一のインターネット利用人口を抱えるが、年齢別でみると、10代はその33.0%、20代が29.8%、30代が20.7%を占め、この世代だけで全体の83.7%を占めるのである。

日米同盟を維持する限り
親中にあらず?

ポータルサイト「網易」の衆議院選挙特設ページ

 衆議院選挙の結果を最も事細かく紹介したのは、「新浪」「捜狐」「網易」などの非政府系のポータルサイトだった。つまり営利目的、もっといえば中国の若きインターネット利用者が多数閲覧するだろうことを想定し、これらサイトの若き編集者たちが衆議院選挙の速報をレポートし続け、政権交代が確かなものとなってからは民主党のマニフェストや対中国政策を詳しく紹介した。

 ポータルサイトはしばしばビッグニュースに対し特設サイトを構えるが、附設したニュース感想掲示板の書き込み数などから見るに、衆議院選挙の特設サイトは過去の特設サイトと比べてかなり多くの人が訪れたようだ。

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