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「資産を守る」ために、リスク商品を運用する

リスク商品は、様々なリスクをヘッジできる商品でもある

生活設計塾クルー
【第7回】 2008年1月31日
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 株式や外貨建て商品などリスク商品での運用は、一般に「資産を殖やす」ために行われる。いわば「攻めの運用」である。預貯金のような安全確実な資産に高いリターンは期待できないので、効率的にお金を殖やそうと思えば、どうしてもリスク商品への投資が欠かせない。

 しかし、一本調子の上昇相場というのはあり得ず、数年に1回といった頻度で下落相場が訪れる。この時、殖やすことだけを考えて過大な投資をしていると、場合によっては評価損が膨らみ、大きなストレスを感じることになる。殖やすために運用を始めたのに、逆に資産が減ってしまいかねないのだから無理もない。また損失が大きくなりすぎると、人によっては「運用はもうこりごり」ということで、運用の世界から離れていってしまい、その後の上昇相場を見逃すことになる。

 運用途中で大きなストレスを受けず、長期にわたって運用を続けていくためには、リスク商品への投資金額をコントロールすることや分散投資を心がけることが大事である。もう1つ、資産を殖やすためだけではなく、「資産を守る」ためにも運用が必要である、という考え方を持つことが有効ではないだろうか。

インフレリスクが心配なら

 たとえば、あなたは将来、経済的にどういうことが起きたら困るだろうか。

 年金生活者であれば、インフレによって公的年金や預貯金の価値が実質的に目減りしてしまう可能性が怖いかもしれない。
 
 図表1は1年定期預金金利と消費者物価上昇率の推移を示したものだが、インフレ率が高かった1970年代前半において、1年定期の実質金利が大幅なマイナスになっていた(=預金の価値が実質的に目減りした)ことが理解できる。インフレ率が落ち着いてきた80年代以降は1年定期の実質金利はおおむねプラスになっているが、よく言われるように預金は必ずしもインフレに対応できる商品ではない。

【図表1】1年定期金利と物価上昇率の推移
【図表1】1年定期金利と物価上昇率の推移
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特定の金融機関に属さない独立系ファイナンシャルプランナー集団。経験に裏打ちされた独自の視点で、一人ひとりの将来設計に応じた資産運用や保障設計のアドバイスを行なう。また、セミナーや執筆活動も幅広く展開。金融・経済、金融商品、社会保険等について中立の立場から情報を発信している。生活設計塾クルーのウェブサイト


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