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社会人必携!最低限知っておきたい法律知識

愛犬が配達人を咬み全治3ヵ月の怪我
飼い主が取るべき行動と法的責任とは

【第8回】 2012年11月14日
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本連載第7回に続き、今回も近隣紛争のケースを取り上げる。今回の紛争ケースはペットだ。統計を調査すると、犬と猫の飼育頭数は、14歳までの子どもの数を遥かに凌ぐ。理屈上は「子どもがうるさい」という住民同士のトラブルよりは、「犬や猫の鳴き声がうるさい」というトラブルの方が起きやすくなっているということだ。ペットの紛争に、法律はどのように関わってくるのか。事例を基に紹介していく。(弁護士・好川久治、協力:弁護士ドットコム

家族同然の3歳中型犬
屋内では放し飼い

 森田さん(仮名)は、東京都内にある一戸建ての自宅で、3歳になる中型犬を飼っていた。もともとおとなしい性格の人懐っこい犬だったこともあり、健康のために屋内と庭先では放し飼いにしていた。

 知らない人と出くわしたり、驚いたりすると、人に向かって吠えたり、飛び掛かったりすることが何度かあった。

 「念のため、首輪をつけて、つないでおいた方がいいのだろうか――」

 しかし、森田家の大切な家族の一員であり、できるだけ自由に過ごしてほしいという思いもあったし、人に吠えることはたまにあったにせよ、人を傷つけるようなことは一度もなかったため、首輪を常時つけておくという判断はできなかった。

 しかし、それは、あの日の事件で間違いだったと思い知らされた。

宅配便の女性を咬み
全治3ヵ月の怪我

 半年ほど前の週末、森田さんが自宅のテラスの窓を開けて、庭いじりをしていた。すると、玄関先で犬の吠える声が聞こえた。そして、直後に女性の悲鳴が聞こえた。

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社会人必携!最低限知っておきたい法律知識

日本全国の4000名以上の弁護士が登録する法律相談ポータルサイトである「弁護士ドットコム」との共同連載企画。同サイトには、さまざまな相談案件が持ち込まれます。その数20万件以上!離婚、交通事故、債務整理は定番で、痴漢えん罪や地域住民同士のトラブル、企業関連の紛争、なかには「えっ! そんなことが!」と驚く内容も多く寄せられています。本連載では、ビジネスマンが普段の生活で直面するであろうテーマを取り上げ、実際に「弁護士ドットコム」に寄せられた相談内容を紹介しながら、最低限、知っておくべき法律知識を紹介、解説します。

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