【4192 スパイダープラス】
 建築図面・現場管理アプリ「スパイダープラス」を展開。人手不足を背景に建設現場レベルでのテック化が加速する中、建築DXは世界的に成長期待が大きい。スパイダープラスはゼネコンなど大手も多数導入、一度顧客になればスイッチングの可能性が極めて低い業界で優位に立つ。

【4499 Speee】
 データ分析のプロ集団。SEO(検索エンジン最適化)からスタートし、現在は不動産DX企業に進化している。不動産DXでは、主力が中古不動産売却のマッチングサイト「イエウール」。不動産中古売買市場は国内でも16兆円超ある巨大市場で、その市場において査定依頼ユーザー数などで首位に立つ。

【6050 イー・ガーディアン】
 AIを活用した画像認識システムや、独自監視システムのほか、今後成長が見込まれるIoTセキュリティー・コンサルティングサービスなどを手掛ける。ゲームメーカーの国内外の進出においてローカライズを手掛けるほか、ネット監視におけるリーディングカンパニー。

【6095 メドピア】
 集合知プラットフォーム事業は、収益性の高い薬剤評価掲示板やWeb講演会がけん引。特定保健指導サービスなど予防医療関連も好調。オンライン診療などに積極投資を行いながら、今後は介護領域にも参入へ。“医療ど真ん中” IT企業に向け、中長期で売上高CAGR(年複利成長率)40%の成長を目指す。

【6521 オキサイド】
 酸化物単結晶という半導体検査装置などに不可欠な素材の世界シェアトップ企業。資本提携しているレーザーテックとの関係も深く、光学分野で最もリードする企業として名高い。拠点は山梨県だが、多数の優秀なエンジニアが集結し、研究開発している点にポテンシャルの高さを感じる。

【7094 NexTone】
 音楽の著作権管理という日本音楽著作権協会(JASRAC)の独占市場にあって、民間企業唯一の競合として存在感を高めている。JASRACのシェアを奪う形で成長してきたが、今なおシェアは6%台。音楽のストリーミング配信市場の成長に加え、来年4月よりカラオケ含む演奏権に参入。成長余地は十分。

【7351 グッドパッチ】
 ウェブのデザイン会社という新奇性の高い事業モデル。マニュアルなしで直観的に操作できるアプリのデザインの重要度は増している。大企業や行政を相手とする高単価プロジェクトが続き、ハイペースで売上高が成長。世界的にデザイン会社を買収する事例は多く、それだけ希少価値は高い。

【7353 KIYOラーニング】
 個人向けオンライン資格講座「スタディング」が主力。テレビCMの効果で知名度も上昇してきた。国家資格含む資格講座をスマホなどで学べる便利さ、通学の「数分の一」に費用を抑えられるメリットは大きい。コロナ後も従来型の教室講座からオンラインへのシフトは継続する。

【7370 Enjin】
 中小企業や医療機関向けのPR会社。大手がスケール面で敬遠してきたブルーオーシャンで勝負しており、競合が意外に少ない。中小企業を安価でメディア露出させる独自のノウハウで売上高が急拡大。営業利益率は約3割と、1桁台の多い同業他社と比べて突出して高収益モデルを確立している。

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