オンライン会議の「声と滑舌」、簡単に改善する1分間トレーニングとは写真はイメージです Photo:PIXTA

プレゼンや商談など、ビジネスパーソンは人前で話す機会が多い。だが、「滑舌が悪い」「声が通らない」「早口になってしまう」など、「声」や「話し方」に関するコンプレックスを抱えている人は多いだろう。多くの人は「滑舌や声の悪さは生まれつきだから直らない…」と考えているかもしれないが、実は、自宅でも行えるトレーニングで、すぐに改善できるという。(清談社 鶉野珠子)

オンライン上では「声」と
「話し方」が大きな武器に

 社内ミーティングや取引先との商談など、ビジネスシーンでの対話のほとんどがオンライン上で行われるようになって久しい。対面のときは空気感が共有できたり、同じ場にいることで人間性が伝わりやすかったりした。だが、オンライン上での会話ではオフラインほどの臨場感はない。相手との意思疎通がうまくできなくなり、成績にも影響が出ているビジネスマンも少なからずいるのではないだろうか。

「対面だと情報量が多いですが、オンライン上で相手に伝わる自分の情報は、画面に映る上半身と、『声』のみです。会話の内容を届けるための『声』や『話し方』が悪いと、どれだけ内容が素晴らしくても相手の耳に届きません」

 そう話すのは、ビジネスマン向けのボイストレーニングスクール「ビジヴォ」の代表で、『「話し方」に自信がもてる1分間声トレ』(ダイヤモンド社)や『年収の9割は声で決まる!』(清談社Publico)などの著書がある秋竹朋子氏だ。