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「引きこもり」するオトナたち

対人関係は苦手でも能力があれば働ける!
引きこもる若者が模索し始めた“雇われない生き方”

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第130回】

 雇われない生き方について、引きこもる若者や行政、大学関係者らが一緒に考え、模索する――。そんな対話を生む場として設計された「第2回引きこもり問題フューチャーセッションin京都」に11月17日、参加した。前回紹介した大阪のセッションに引き続いて報告したい。

「次の一歩」を踏み出した
引きこもる若者の起業プランを考える

 セッションを主催したのは、「社会生活に不安を持つ若者たちが最小・最適な支援のもとで支え合って生きていく」ためのライフプランニングを模索している京都市のNPO法人「若者と家族のライフプランを考える会」(河田桂子代表:略称LPW)。河田代表自身、引きこもる若者の母親でもある。

 この日のテーマは、「若者と社会とのつながり方・仕事づくり~外出や対人関係が得意でないけれど、個性や能力を活かした仕事がしたい~」。

 これまでLPWは、「引きこもり」状態から自立意欲を回復しつつも足踏み状態にある若者たちの「次の一歩」を探ってきた。そこで、今回は大手企業の会社員がプロボノとして務めるファシリテーター(中立的な立場から参加者自身に気づきを促し、課題の解決や合意形成に導く役割をする人)と相談の上、テーマを「若者による起業」に絞り、プロトタイプの制作を目指したという。

 実際、「電子書籍作成」や「イラストなどのアート分野」で起業に向けて歩み出した当事者たちに、これまでの経緯や思いを自分の言葉で語り、セッションでの対話を通じて、さらにプランを前進させるのが狙いだ。

 会場になった左京区のLPW事務所には、20人余りが参加。京都府や京都市、富山県などの行政関係者、大阪大学大学院社会人講座などからも「フューチャーセッションは初めて。どういうものなのか知りたい」「空気を味わいたい」などと駆けつけてきて、「フュ―チャーセンター(FC)」(創造的な対話を生む空間)に対する関心の高さを伺わせた。

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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