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「引きこもり」するオトナたち

前向きに動き始めた引きこもりの新しい“居場所”!?
フューチャーセンターが若者の就労につながる可能性

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第129回】

 「引きこもり」本人たちが行政に呼び掛けて、対話の場を設計・実現しようとする試みは、初めてのことなのではないか。

 行政の人たちと引きこもり当事者たち同士が、フラットな関係で対話や交流を楽しもうという“お試しフューチャーセッション”が、11月17日、大阪・天満橋の「エル・おおさか」で行われた。

 セッションを行ったのは、大阪府の雇用対策課雇用就労支援グループの山本恭一総括主査らと、引きこもり本人や経験者でつくる自助グループNPO法人「グローバル・シップスこうべ」(姫路市)代表の森下徹さん。

 一方の大阪府の同セクションは2011年、一旦就職活動を休止してしまったものの、働く意思を持って行動を起こしている若者たちに対し、「レイブル(late bloomerの略)」という新呼称を提唱して、ネット上などで話題になった。「レイブル」を直訳すると「遅咲き」という意味だ。

 この日のセッションのテーマは、「引きこもり者の望む支援とは?」。朝から冷たい雨が降る中、約20人が参加した。

オンラインゲームへの情熱を世のために!
当事者同士でつくられた自助組織が誕生

 冒頭、森下さんから、今回の趣旨を説明。筆者から簡単に「フューチャーセンター」について、「引きこもり問題」での開催事例を挙げながら提起した(「フューチャーセンター」の意味については、当連載第114回を参照)。

 次に、NPO法人「わかもの国際支援協会」(大阪市)の横山泰三代表から協会の設立経緯を説明。同協会は、若者の生きにくさと孤立からくる社会的課題の解決を目指し、ソーシャル・インクルージョンの理念に基づく若者支援、まちづくり支援、テレワーク・ノマドワークの普及推進をを行っているという。

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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