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職あれば食あり

なぜ、IT企業の広報は美人なのか?
男性記者が気づかない彼女たちの“鋭いトゲ”とは

まがぬまみえ
【第38回】 2012年12月20日
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 名前を仮に岩井さとみさんとしておこう。

 「どこに行きましょうか?」

 平日のお昼時、オフィスで待ち合わせた彼女と筆者は渋谷の喧噪を避けるように、井の頭線・神泉駅方面へと向かって歩いた。

 「イタリアンはどうでしょう?」と、岩井さんが聞いてくる。

 「いいですねー。よく行かれるんですか?」

 「最近はちょっと忙しくて行けていないんですけれど、ちょっと前までは、週イチくらいで行っていたお店があるんです。駅ビルの方にも行きますが、こちら側の方が断然、おいしいお店が多いので」

 静かなイタリアンの店に入り、コーヒーとデザートが付いた1280円のランチコースを2つ注文してから取材に入った。

「広報」の仕事を変えたのは
ライブドアのあの女性だった?

井の頭線・神泉駅近くのイタリアンレストランで。前菜、メイン(パスタ)、デザートとコーヒーが付いて、1280円。けっこうボリュームがあり、おなかいっぱいで午後の仕事に支障が出ないかと心配になるほど。ほかに、小鉢料理がおいしい和食の店に行くこともあるが、外出できない場合は会社近くにやってくるワゴン車から「タコライスのあったかいお弁当を買う」、とか

 「いつも、こんな感じなんですか?」

 「そうですね、お昼に関しては情報収集の時間と考え、なるべく社外の方か、グループ内のほかの広報担当者と食べるようにしています」

 岩井さんが勤務するのは、東京・渋谷にあるIT企業の子会社だ。前日は深夜にタクシーで帰宅したが、「いつもは午後8時か9時には会社を出る」。担当は社長秘書兼広報、年齢は30歳である。

 「お昼の時間は何時から何時まで?」

 「特に決まってはいません。社外の方と会うときはなるべくゆっくりお話したいので、1時間半くらいはとるようにしています」

 ランチの平均予算は1050円、とのことである。

 IT業界と言えば、常ながら気になっていたことがあった。ほかの業界に比べ、なぜか女性広報が多いような気がするのである。

 そう言うと、岩井さんが意外なことを口にした。

 「えーと、あの方、名前なんて言いましたっけ? ライブドアの広報だった……」

 「ひょっとして、乙部綾子さん?」

 「そう、あの方がその先鞭をつけたような気がします」

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