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かの残響、清冽なり――本田美奈子.と日本のポピュラー音楽史

シドニー・オペラハウスで歌劇場管弦楽団を従え、
「Time To Say Goodbye」を歌うデビュー15周年

坪井賢一 [ダイヤモンド社論説委員]
【第17回】 2012年12月28日
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ミレニアムの2000年後半、2つの大きな演奏会を迎えた。「日豪フレンドシップコンサート」(6月19日)と「本田美奈子15周年リサイタル 歌革命」(10月13日)である。今回と次回は、ポピュラー音楽と芸術作品を自由に往復する独自の道への第一歩となった2つの演奏会を「実況中継」。

シドニーの堂に満ちた4曲

 「日豪フレンドシップコンサート」のビデオは未見のため、ファンクラブ会報の記事とオーストラリアの邦字紙を参照する。

 シドニー・オリンピックを3ヵ月後に控えた6月19日、「日豪フレンドシップコンサート」が開催された。日本から招かれたのが作曲家の服部克久さんと本田美奈子さんである。服部さんは指揮者をつとめ、本田さんが歌う曲を管弦楽へ編曲した。

 オーストラリアで発行されている月刊邦字紙「日豪プレス」(NCHIGO PRESS)2000年5月号にコンサートの告知と記事が掲載されていた。ただし、演奏曲目が書いてないので全容は不明だ。告知にはこのように記載されていた。

 「シドニー2000」特別企画 豪日フレンドシップコンサート

本田美奈子さん出演の「豪日フレンドシップコンサート」の告知(「日豪プレス」2000年5月号より)
拡大画像表示

2000年6月19日(月)20:00~
オペラハウス、コンサートホールにて
オーストラリア・オペラ・アンド・バレー・オーケストラ演奏
服部克久、デイビッド・ホブソン(David Hobson、テナー)、本田美奈子

企画:ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
プロモーター:スタッフサービス・オーストラリア
協賛:シドニー日本人会、シドニー日本商工会議所

 出演者は3人しか出ていないが、全体は二部構成で、第1部はオーストラリアの指揮者とデイビッド・ホブソンの歌唱で数曲演奏、第2部で服部克久さん指揮による自作の管弦楽曲と本田美奈子さん歌唱のプログラムだったと思われる。

 いちばん最後にホブソンと本田さんによる「Time To Say Goodbye」のデュエットで終了。アンコールは不明。

 第2部で本田さんが歌ったのは4曲だった。

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坪井賢一 [ダイヤモンド社論説委員]

1954年生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」編集長などを経て現職。著書に『複雑系の選択』『めちゃくちゃわかるよ!経済学』(ダイヤモンド社)『浦安図書館を支える人びと』(日本図書館協会)など。


かの残響、清冽なり――本田美奈子.と日本のポピュラー音楽史

日本のポピュラー音楽の誕生をレコード産業の創始と同時だと考えると、1910年代にさかのぼる。この連載では、日本の音楽史100年を、たった20年の間に多様なポピュラー音楽の稜線を駆け抜けた本田美奈子さんの音楽家人生を軸にしてたどっていく。

「かの残響、清冽なり――本田美奈子.と日本のポピュラー音楽史」

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