ゴールドマンのパートナー昇格者、今年は80人ゴールドマン・サックスはパートナーの魅力回復に努めてきた
PHOTO: JOSE A. ALVARADO JR. FOR THE WALL STREET JOURNAL

 米金融大手ゴールドマン・サックス・グループでは9日、80人がパートナーに昇格した。2018年にデービッド・ソロモン氏が最高経営責任者(CEO)となって以来で最多の人数だ。

 近年の幹部はパートナー職をかつてほど別格視しなくなっていたが、ソロモン氏は昇格させる人数を減らすなどしてパートナーの魅力回復に努めてきた。ゴールドマンのパートナー昇格人数は、2020年が60人、2018年が69人と、いずれも過去20年で最小規模だった。

 だが昨年、ゴールドマンは、過去最多のマネジングディレクター(待望の役職であるパートナーの一歩手前)を任命。その際には、2021年に人数を増やした理由の一つとして、資産運用部門とコンシューマー部門への投資方針を受けた人事だと説明していた。

 パートナーは2年ごとに選出され、2022年はソロモン体制下で3度目となる。

 ゴールドマンは、市況にかかわらず安定した手数料収入を確保できるウェルスマネジメントや資産運用などの事業強化策の一環として、この1年ほど事業再編に取り組んでいる。これにより、投資銀行業務やトレーディング業務など、長年ゴールドマンの花形事業となってきたハイリスク・ハイリターンのウォール街的ビジネスへの依存度を下げる方針だ。